2009-06-29 Mon 00:11
![]() 最初に見たのは木星。低空でシーイングは良くなかったが、178倍の木星はかなりの迫力。縞模様もよく見える。目が慣れてくればかなり細かい部分も見分けられそうだ。これならば木星や土星などの明るい惑星や重星を楽しめるだろう。Hi-LE2.8mmとカメラアダプターTCA-4で拡大撮影した木星はこんな感じ(→木星)。 実は来春の火星がどのくらいに見えるか(あるいは見えないか)今から楽しみにしている。この先暫くの火星接近は小接近なので数年間は目を鍛える期間。そうすれば2018年の大接近を鈴木壽壽子さんの想い出とともに最大限に楽しめるだろうというのが9年がかりの壮大な計画。 |
僕はタカハシのHi-OR2.8mmを使ってますが、悪くないですよ。Hi-LE2.8mmがこれと同じかどうかは判りませんが。
ビクセンのLVなどはかのマイクロニッコールで有名なニコンの脇本さんが退職後に設計したとのことでしたよね。僕は最近になって初めて知りました。 僕の目はあまり性能が良くないので、望遠鏡の本来の分解能までは見えないようです。そのため、200倍かけてもそんなに火星がよく見えたという記憶がないです。 確実に模様を確認するためには、最低300倍が必要では ?と僕は考えています。 その点鈴木さんの視力は驚異的で、今から見てもとても6㎝の望遠鏡のスケッチとは思えないくらいの密度でした。
2009-06-29 Mon 19:31 | URL | HG #-[ 内容変更]
こんばんは。
タカハシのLEシリーズを主に使っていますが、以前FC100にHi-Or2.8mmでアンタレスや木星などを見たことがあります。 アンタレスの伴星はシーイングが良かったためか一発で見えました。 木星はSL9の衝突の時に使ったのですが、高度が低くて倍率が高すぎたせいか、LE5mmに比べてしょぼかった記憶があります。 Hi-LEとHi-Orでは構造が違いますが、高度がある程度あってシーイングガ許せば、いい像を結ぶのではと思います。 なお、LEはタカハシの製作ではないのです。マスヤマと同じ構造のアイピースです。外注しているらしいです。 中井さん
こんばんわ LEはマスヤマのOEMでしたか。 では中身はHi-ORと異なるのでしょうね。 個人的には、高橋のHi-OR2.8mmは気に入っています。 僕の望遠鏡で高倍率を得ようとすると数少ない選択肢というのもあります。 当時は、これ以外だとフランスのクラベの3mmしかなくて、それも当時調達しました。 実際見比べると差は少なく、アイレリーフの短いクラベは驚異的に覗きにくいので、高橋の方の稼働率のほうが高いです。 解像度とか色は若干クラベ3mmの方がよいのですが、誤差の範囲という気もしています。 確かにペンタのo-5mmはクリアーで綺麗に見えるのですが、150倍の惑星像は、僕には視力検査よりもつらい責め苦です。(笑 他に印象に残っているアイピースは、アストロのSR-4mmで、これもとても良く見えました。 当時口径114mmの反射で910mmですから、やはり220倍あたりで木星を観察しましたが、とても模様が良く見えたという記憶があります。 五藤のMH-5mmだったか6mmも良く見えました。 更に普及品と思われがちなH-5mmもさすがに五藤光学のものは精度が良く良い印象でした。 SL9の衝突の時は、何故かFCT-100よりもFC-76のほうがずっと良く見えたのは、大気のゆらぎの影響だったのか、今でも不思議です。
2009-06-29 Mon 23:40 | URL | HG #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
HGさん、中井さん
単焦点接眼レンズについての体験談がたくさん出ていますね。 LV2.5mmはどういうわけだかシャープさがまったく無くて、像がボケボケしていました。他の望遠鏡で使えばそのようなことは無いのかもしれませんが
2009-06-30 Tue 12:38 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
そういえば、思い至ったんですが、かすてんさんの65mm、ご自分で光軸調整したのでしたよね?
ひょっとしたらそれがまだかすかに狂っている可能性はどうでしょう? 木星の写真見ると、色収差が出ていて、右と左の像のエッジに違う色がついています。 この色の付き方は、大気のプリズム効果とは少し違うんじゃないかな?というように思っていました。 なんとなく偏芯しているような感じがしないでもないです。 レンズ調整は、やっぱりコリメーターとロンキーテスターで確認したほうが良いように思います。 タカハシのレンズセルは設計が悪く、割と偏芯しやすくて、特に3枚玉が顕著です。筒を向ける向きによってコマが異なるんです。 僕のFCT-100では特に良く知られた欠点で、今年タカハシにレンズとセルの間にマイラーを入れてガタをとってもらいました。 それから、当時のレンズ精度が悪くて球面収差が大きかったので、錫箔の厚さを設計とは違うものにして再調整もしてもらいました。 その結果、それまでは、Hi-OR2.8とクラベ3mmの画質に差がなかったのが、ようやくクラベが追い越して世評どおりの性能差を発揮するようになりました。 かすてんさんにも一度再調整をお勧めします。 けっこう改善されます。 できれば、ロンキー縞やフーコーテスターによる確認を依頼したほうが良いと思います。 ちなみに、当時の製造精度が本当に低かったので、出来の良いエレメントどうしを選別して組み入れていたそうです。しばらく前まで、そのハネ品をとっていたそうですが、修正研磨皿がなくなったので、処分してしまったとのことです。
2009-06-30 Tue 14:28 | URL | HG #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
アイピース野郎なみなさん、こんにちは。
かすてんさんはHi-LE2.8mmを購入しましたか。 私はつい最近、価格・重さ・アイレリーフ20mmに惹かれてWOのSPL3mm買ったですよ。 130倍くらいまでシャープに見えてオススメby某販売店という正立天頂プリズムと 組み合わせて使う予定ですが、天気が悪くてまだ覗けてないです(泣 (ジェニスター66SDでちょうど130倍になる) LV2.5mm持ってますよ~ 笑 ラジアン3mmも持ってましたが、他のアイピースと重量の釣り合いが取れないので ドナドナしました(重すぎ) 爆 ナグラーズームも使ってみたいとは思いますが、値段がね。。。
2009-06-30 Tue 18:47 | URL | 小口径大好き #-[ 内容変更]
HGさん
>ひょっとしたらそれがまだかすかに狂っている可能性はどうでしょう? LV2.5mmの見え方についてでしょうか。たしかに光軸修正を行う以前の事でしたが、Hi-LE3.6mmの見え方とまったく別次元でしたので、光軸が完璧ではなかったとしてもそういう問題ではないように思いました。ちょっと極端かもしれませんが、LVでは曇りガラスを通したような見え具合でした。 >かすてんさんにも一度再調整をお勧めします。 どのくらいの日数で戻ってきましたか?
2009-06-30 Tue 20:29 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
アイピース野郎!
ははは、HGさん、中井さん、そう言う小口径大好きさん、みなさんまさしく「アイピース野郎」ですなぁ。
アイレリーフ20mmってのはまたすごいですが、我が家なんか周りに邪魔な光がいっぱいなのでこんなに長いアイレリーフも宝の持ち腐れになりそうです。
2009-06-30 Tue 20:38 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん:
バローなしで高倍率が出せるF5~8な望遠鏡向けの短焦点アイピースって少ないんですよね。 2インチの広角アイピースはよりどりみどりなのになんでだろ? 低倍率と高倍率を行ったり来たりするのに脱着が面倒なバローレンズは使いたくないし。。。 >我が家なんか周りに邪魔な光がいっぱいなので うちも同じです。が、私の場合、覗きやすさを最優先してます。 もうMHとかアイレリーフの短いアイピースはうまく覗けない気がする 笑
2009-06-30 Tue 21:36 | URL | 小口径大好き #-[ 内容変更]
みなさん、こんばんは。
タカハシの3枚玉はそういう欠点があったのですね。 私はFC100を使っていますが、偏芯とかには気づかないです。個体差があるのかも知れません。 かすてんさんの仰る曇りガラスを通して見た・・・の記述で思い出しました。 随分と昔ですが、タカハシの10cmニュートン(I型の前のタイプ)に付属していた ST6mm というアイピースですが、最初はよく見えていました。が、ある夜突然に曇りガラスを通したような見え方になりました。光軸をいくら合わせてもその後、I型を使い出してからも同じでした。Or5mmやOr7mmでは凄く抜けが良くてシャープでした。 もしかしたら何かの原因でバルサムが溶けたのか?と当時は考えました。 かすてんさん
そうですか、それではアイピースそのものの何かが芳しくないのでしょうね。 鏡筒のオーバーホールは、そのときの混み具合にもよりますが、1ヶ月内外だと思います。 調整そのものの時間ではなく、待ち時間がかかりました。 価格はFCT-100の場合は、繰出し部の再調整も含めて3万円ほどかかりました。レンズの分解清掃、錫箔の交換、光軸の調整などです。3枚玉の再組み立てはよほどノウハウとテクニックのある人でないと無理とのことです。 FCT-100は最初はかなり良く見えていたのですが、ある時からFC-76の方が良く見えるようになり、レンズの環境順応のためか?と思っていましたが、内部エレメントが微妙に狂っていたようです。 中井さん やはり3枚玉はシビアで、2枚玉の方が交差や製造精度にはおおらかかな?と感じています。個体差は3枚玉は、当時かなりあったといいます。また、磨きが悪いのでコントラストが少し低い傾向も感じます。 2枚玉のFC-76は、コントラストが良く素直な画像です。反面口径が小さいので、少し星像がポッテリした感じがします。 僕はアイピースは、ペンタックスが好きで、当時5mmより長いものはみんなツァイスサイズのペンタックスにしました。やっぱりSMCのコーティングも素晴らしいし精度も素材もタカハシのOEMアイピースとはモノが違うという印象でした。 五藤のH-6mmのアイレリーフはかなり短く、クラベとそんなに変わらなかった記憶があります。クラベは、3mmですから限界に近いですよね。惑星を見る分には特に不満は感じませんでした。 僕の目はそんなに性能が良くなくて、水晶体の球面収差でハロがありますし、乱視が原因のアスもあります。角膜の平滑度やゴミからくる画像の変形も感じます。めがねをつけると若干改善されますが、今度はめがねレンズの収差も加わるので、分解能が落ちます。目は中学の頃の方が確実に良かったですね。
2009-07-01 Wed 00:07 | URL | HG #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
アイピース野郎なみなさん、こんにちは。
>バローなしで高倍率が出せるF5~8な望遠鏡向けの短焦点アイピースって少ないんですよね。 そもそもHi-LEってのは内部にバーローを組み込んであるって聞いたことがあります。 >最初はよく見えていました。が、ある夜突然に曇りガラスを通したような見え方になりました。 私のLVレンズは中古で入手した時点からぼけぼけだったので65mmでの高倍率はこんなものかと諦めました。それにしてもHi-LE3.6mmの見え味とあまりに違うので清水の舞台から飛び降りる覚悟でHi-LE2.8mmを買ってみました。 >そのときの混み具合にもよりますが、1ヶ月内外だと思います。 以前はTS-65Pが唯一の機材だったので修理に出すタイミングが無かったのですが、今なら可能かも。その間に木星面で突発事象が起こったとしたらそれは諦めましょう。
2009-07-01 Wed 11:30 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん:
>そもそもHi-LEってのは内部にバーローを組み込んであるって聞いたことがあります。 焦点距離よりアイレリーフが長い奴はバーロー系レンズ組み込み済だそうで。 という訳で、私の手持ちアイピースは全部バーロー入り\(^_^)/ 家族や近所の人に見せる時に便利というのも愛用してる理由の1つです、はい。
2009-07-01 Wed 12:57 | URL | 小口径大好き #-[ 内容変更]
>家族や近所の人に見せる時に便利というのも愛用してる理由の1つです、はい。
こういう機会がたくさんあるのは良いことですね。羨ましい。
2009-07-01 Wed 17:14 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
みなさん、こんばんは。
最近のアイピースはアイレリーフが長いのが多いです。 Fの小さい光学系に対応する理由もあるんですが、スマイスまたはバローを組み込んでいます。 入射角の大きなFの小さな今時の望遠鏡では古典的なアイピースでは、Fの大きな入射角の小さい光学系を前提に作られている古典的なアイピースでは収差の点で不利です。 そこで考えられるのがバローを使ってFを大きくし入射角を小さくすることです。 アイピースに最初から組み込んだらよさそうなので、収差補正も含めてトータルな設計で組み込むのが「スマイスレンズ」です。そのアイピース専用のバローのようなものです。なお、スマイスレンズを組み込んだタイプはスマイスレンズとトータルで収差補正などをしているために、スマイスを外して使うと収差が滅茶苦茶になります。使い物になりません。 また、スマイスレンズではなくて「バローレンズ」を組み込んだタイプもあります。この手は、バローレンズを外してもアイピースとして使い物になります。 LE,LVその他いろいろはスマイスレンズとのコラボです。 Hi-LEはスマイスレンズを入れただけであれだけ長いアイレリーフが確保されているのかは分かりません。設計図(構造図)を見たことがないので何とも言えません。 Hi-Orは確かパワーの強いスマイスかバローが入っていたと記憶しています。 ≦・・・以上・・・独り言でした(^^) oh!
このコーナー、むちゃくちゃ楽しいというか面白いというか。
じっくり読みふけりです。 私も65Pセミアポで、高橋のHi-Or4mmを買いました。 それまでHM6mmを使っていたので、驚き!!! これがアイピースとしては最後の買い物だったような。 テレビューのナグラーシリーズが天ガの載るうんと以前の時代でした。 ナイスな記事をありがとうございます。
2009-07-02 Thu 03:16 | URL | Astro_Calendar #pmJ/ok7.[ 内容変更]
もう御一方、アイピース野郎が加わりました。Astro_Calendarさんもでしたか。
中井さんの蘊蓄独り言はミニ百科みたいですね。 ところで、タカハシの「Hi」と「LE」の意味は何なのでしょう。これもここにお集りのアイピース野郎のみなさんにお聞きすればすぐに解決しそうです。
2009-07-02 Thu 11:53 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん
178倍はちっとも無謀ではないと思いますよ。(笑 150倍と比べてもちょびっとしか違いがないですから。 大昔、 星の手帳という雑誌にアイピース特集が組まれたことがあって、タカハシFCTの設計者の湊さんが、「ハイゲンス式(ケルナーだったかもしれないです。)は、レンズ構成がシンプルでヌケとコントラストは一番良い。」と評価していたのを思い出します。 僕の望遠鏡は、直接焦点だと像面湾曲が大きく、どんなアイピースをもって来ても周辺は甘くなるので、幸か不幸か古典的なツァイスサイズで用が足りています。 レデューサーを付けるとフラットになるんですが、今度は色収差が大きくなって見苦しくなるのでイマイチです。 タカハシにFCT-100に流用できるフラットナーが無いかと調べてもらったところ、TOA-130用のフラットナーが流用できるとのことでした。 但し、繰り出し部に特注の改造が必要になるとのことで、それは将来の楽しみ(?)にとっています。(笑 望遠鏡の像面湾曲に逆補正をかけてくれる接眼レンズがあるといいんですけどね。
2009-07-02 Thu 13:19 | URL | HG #ZBwv4ZW2[ 内容変更]
Astro_Calendarさんも書いてくれましたが、このコーナーへのコメントは、アイピース野郎ならではのうんちくあり、体験談ありで、なかなかおもしろい内容になりました。
そして、口径65mmで178倍は十分に有効な倍率である事は私も使ってみた上で太鼓判を押すことができます。ただ、LV2.5mmを使ったときのボケボケ像が何だったのか、手放してしまった今ではその原因は謎のままですが。
2009-07-02 Thu 21:07 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
Hi-LE2.8mm
いまさらながらコメントしてみます。
自分は6年前、FS60C購入時にHi-LE2.8mmを購入しました。 昨年から、12センチ屈折も手に入れて、アイピースも増えてきたのですが、ますますHi-LE2.8mmの見え味に魅了されてます。 今年は火星の小接近もあり、評判のいいTV社の短焦点ズームに手を出したのですが、見え方はHi-LE2.8mmの圧勝。このアイピース。あんまりアイピース好きな方の間では評判になりませんが、素晴らしいアイピースだと思います。 いまはタカハシのWebサイトにレンズ構成が載ってますが、アッベオルソにSDレンズを使用した専用バローの構成のようですね。古典的な設計は良く見えるというお手本みたいなアイピースですね。 ジフラクションさん、いらっしゃいませ。
Hi-LE2.8mmを他の有名なアイピースとも比較された上で、見え味の良さを感じられているので、私としても心強いです。 TSA-120もお持ちの様で、Hi-LE2.8mmとの相性も良さそうでいいですね。自分の口径6.5cmでは無駄な買い物になることも覚悟の上で購入しましたが、期待以上の性能だと感じています。最近のより高性能な鏡筒と組み合わせればさらに気持ちの良い像を得られることでしょう。 今後ともよろしく。
2012-05-03 Thu 22:45 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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