33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
マックノート彗星 すれ違いの日々
2007-04-12 Thu 09:29
私を33年振りに星の世界へ引き戻す切っ掛けになったマックノート彗星についてこのブログを始める前に別の所に書いたものを記録としてこちらに再掲しておく。

マックノート彗星 2007年01月17日 (水)
Hale-Bopp.jpg 友達がマックノート彗星を見に八溝山へ行ったと掲示板に書いていた。肉眼では見られなかったが望遠鏡ではハッキリと確認できたそうだ。AstroArtsなどを見ると近日点を通過し現在マイナス5等級まで明るくなっているようだ。こりゃものすごいが北半球ではもうすぐ見られなくなる(18日くらいまでは白昼なんとか見えるかも)。写真は私が撮影した1997年のヘール・ボップ彗星。これもマイナス1等と明るかったが、今回のマックノート彗星は昼間でも撮影できるくらいに明るい。こんなものすごい世紀(始め)の大彗星を見損なったのは返す返すも惜しい。

マックノート彗星 最後のチャンス 2007年01月18日 (木)
McNaught01.jpg 今日が最後のチャンスと思い、12時40分に南の空仰角20°を狙って写真を何枚か撮した。なかなか雲が切れずこの直後にはまったく雲に覆われてしまった。この写真の中央部付近にマックノート彗星が捉えられているはずなのだが原板を拡大してもいまのところ確認できない。帰宅後再度じっくりと調べてみるつもり。

マックノート彗星 McNaught氏インタビュー 2007年01月19日 (金)
McNaught02.jpg 発見者のMcNaught氏のインタビューがAstroArtsに載っていた。同い歳じゃないか、1969年のベネット彗星に感動したのも同じじゃないか、当時活躍していた日本のコメットハンターの手法を研究したとか、最初に命名権を得た小惑星には本田実氏に因んでHondaと命名したとか、なんだか親しみの涌く人物に感じた。
 日本からは見えなくなったことだし、3回連続したマックノート彗星の話題はひとまずこれにて終了。[写真:Sky&Telescopeのページに載っていた驚異的な尾を拡げる彗星の姿]

マックノート彗星 悔しさで追記 2007年01月20日 (土)
McNaught03.jpg 「日本からは見えなくなったことだし」と昨日早々と終了宣言してしまったのだが、実は日本でも20日頃まではまだこんな姿を見ることができたのだ。昨日の夕方は晴れていたので確実に見ることができたはず。今日は一変して厚い雲に覆われて可能性ゼロ。尾が見えることに思い至らず、みすみすチャンスを逃してしまった、悔しい。[写真は鹿角平天文台通信2007年1月19日マックノートは終わらないより許可を頂いて掲載]

マックノート彗星の尾を捉えた(のか?) 2007年01月26日 (金)
McNaught04.jpg 1月17、18、19、20日と4日連続でマックノート彗星を取り上げた。世紀の大彗星に相応しく南半球へ去ってしまった後も日没後の西の地平線近くにダストテールと呼ばれる彗星の尾っぽが見られる状況が続いていた。今日は夕方まで快晴だった上、職場の中に西側が開けた場所を見つけたので何枚か写真を撮ってみた。おそらくデジカメ画像の雑音でしょうが、ひょっとすると尾っぽ?とも思えるものがボンヤリと写っている。ただ、縮小行程で写真ではよく分からなくなっている(原板でもよく分からないのだが)。
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