33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
かんむり座R 最近の光度曲線
2009-04-21 Tue 00:10
週末は史跡巡りでちょっと日立へ行って来た。出先では観測は出来はしないが、心配するまでもなく星は見えなかった。今夜も見えない。明日もダメそう。4月はここまで普通に見えた日数1日、辛うじて1等星が見えた日数9日。

かんむり座Rの1972年以降の変光曲線を見ると、減光から復光までの期間は多くの場合半年から1年以内だ。今回も同じメカニズムで減光したとすればその辺りに光度の上昇の兆しが見えても良いのだが、むしろ減光後8ヶ月付近からわずかとは言えさらに減光している[左図:AAVSOのlight curve generatorで描いた図を使って作図]。090418.jpg二つの減光メカニズムが重ね合わされているというのが中井さんの説明にあった(4月15日記事の下の方)。その場合の変光曲線はこんなものになるのだろうか。
別窓 | 話題いろいろ | コメント:5 | トラックバック:0
<<星空観望会再開を望む 稲敷市公民館講座 | 霞ヶ浦天体観測隊 | 北山先生と『PSSC物理』(後編)>>
この記事のコメント
つ、1910-2000年の光度曲線。1960年代に注目。
http://www.aavso.org/images/LTRcrb.gif
2009-04-21 Tue 12:55 | URL | meineko #-[ 内容変更]
ついでに、1864-1982です。
http://urania.pta.edu.pl/pics/elem5-5.jpg
2009-04-21 Tue 13:02 | URL | meineko #-[ 内容変更]
60年代半ばに4年ほどの長い鍋底があったのですね。今回も同じくらいの長さなのかな。ただ、ときどき短期間の増光はあったみたいですから、今回もそろそろそんなのが来るのかも。
1860~70年代はさらに長いどん底。でも、どん底なりにけっこう頻繁に明るくなっています。2年近い底はやはり珍しいかも。
2009-04-21 Tue 13:12 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
減光はおおむねいつも急激ですが、復光に要する時間は減光ごとに違うようです。古くからある雲に隠れるだけなら、減光と復光が対称になるはずだと思います。これは、「一発どっかん」やら「雲散霧消」のメカニズムが働いているものと見ます。
 いくら「おかんむり」になられても内情は気になります。
2009-04-21 Tue 20:17 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさんのおっしゃるような複数のメカニズムが重ね合わされているみたいに見えます。かんむり座R星、はっきりと姿を見せずにちらりちらりと思わせぶりに見せるところなんぞそうとうの役者です。
2009-04-21 Tue 21:02 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター