松任谷由実の『ジャコビニ彗星の日』を聞く度に高校1年の秋の一夜のことから高校生活全体までもが走馬燈のように蘇って心が熱くなる。72年10月9日、東京の高校生だった私は友人3人と土浦でジャコビニ流星雨を見る計画を立てた。今思うと可笑しいのだが、当時の私たちにとって土浦はとても田舎の町に思えていたのだ。この駅で降りて、少し歩けば星を見るのに適した暗闇があるだろうと。実際にどこへ機材を置いたのか今となってはハッキリしないのだが、おそらく
現在の真鍋3丁目、JA倉庫南側と推測している。当時は田んぼの畦道だった。その夜の流星雨がどうだったかというと、ご存知のように、天候も曇りだった上出現も不発に終わったのでした。