33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『天文年鑑2009年版』
2008-11-27 Thu 00:46
0811243.jpg 年末恒例の『天文年鑑』購入。2009年版の表紙を見て、オレンジカラーに8月1日の皆既日食の写真(左写真の左側)とはかなり意外な感じがした。というのは2008年版もオレンジカラーにマックノート彗星の写真(左写真の右側)だったので2年連続同じカラーだからだ。私が『天文年鑑』を買い始めた1969年版以降では初めての事になる(右写真)。0702024.jpg今後は毎年オレンジカラーで統一されるのだろうか。
 また写真についても、2009年中に余程の大天文ショーが突発しない限り2010年版の表紙写真は7月22日の皆既日食にほぼ決定だろうから、そうするとこれも2年連続皆既日食写真ということになりそうだ。
 因に私が初めて買った1969年版も皆既日食写真だった(右写真中央)。これは1968年に西シベリアで見られた皆既日食で、あのころは東西冷戦中のため日本からの観測者は皆既帯へ入る事を拒否されたと聞く。それで写真はソ連国営のタス通信提供のものが使われている。

今夜の観測:天気下り坂で星見は期待していなかったのだが、うす雲に覆われているようではあるが一応快晴。ミラ4.4等、χCyg4.7等、P Cyg4.9等、R Lep7.2等、RX Lep6.3等、W Ori6.9等。χCygは最近なんであんなに明るく感じていたのか不思議なくらい暗く感じられた。
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この記事のコメント
かすてん様、
 2年連続で同じ色。---謎です。印刷屋さんの用意した色見本を検討するヒマがなかったのか?  それとも写真の色系統に合わせているのでしょうか。

 ところで、表紙の紙のテクスチャというのでしょうか、表面の織り模様が1969年と1970年を境に変わっていますよね。1969年は丸いウロコ状模様だったように記憶しています。1970年以後は現在と同じ縦横のランダムな線条模様で続いているのではないかと思います。(今すべてが手元にあるわけではないので確認できません)
2008-11-27 Thu 21:51 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさん
 2年連続オレンジカラーはそうとうな不思議ですよね。
 そして表紙の織り模様の変化の件、確かにそのようです。ついでに1968年に出た『天体観測ハンドブック』第4版も1969年版タイプのウロコ状織り模様でした。後で全部調べた上で記事にさせてもらいます。この事実は40年近く心に暖めて来たのですか?
 物理の人ってこんなところにこだわって見ているのかと、後ろで嫁さんが呆れております。
2008-11-28 Fri 08:03 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
あぁ~ 確かに、1970年の天文年鑑を購入した時以来、現在まで心に暖めてきたことになりますね。うーん。
 でも、これが、物理をやることと関係あるかも、ということには、今日まで気づきませんでした。おっしゃる通りです。こういう何でもない現象の差異を心に留める、という姿勢を研究のほうで生かすよう心がけにゃあいかんです。奥様によろしくお伝え下さい。
 
 ちなみに、私の持っている『天体観測ハンドブック』第7版(1970年)は、織り模様のないツルツルでした。同年に出た天文年鑑(1971年版)はツルツルじゃなくタテヨコですよね。必ずしも同期していないですね。
2008-11-28 Fri 21:53 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>こういう何でもない現象の差異を心に留める、という姿勢を研究のほうで生かすよう心がけにゃあいかんです。
 そういう習慣の積み重ねがノーベル賞を支える研究になるということですね。
2008-11-29 Sat 00:52 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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