2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
『シリーズ現代の天文学17 宇宙の観測 III 高エネルギー天文学』
2008-11-19 Wed 00:03
081118.jpg 第1章X線の観測、第2章ガンマ線、第3章宇宙線、第4章ニュートリノ、第5章重力波という構成。

 5章の内のひとつが「宇宙線」に裂かれている。超高エネルギー宇宙線とか空気シャワーの話が大きく取り上げられていて驚く。30年前にその分野近辺をうろうろしていたが、天文学とこんなに近接しているという実感は全くなかった。この年月の間に物理学と天文学とはぐっと近づいた感がある。
別窓 | 星の本 | コメント:2 | トラックバック:0
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この記事のコメント
そうですね。単なる個人的見解ですが、おっしゃるような傾向は、高エネルギー宇宙線の発生源を観測でつきとめることが普通に論じられるようにになってから強まってきたように思います。

物理の研究者は「宇宙線の分野はそれを発生する『天体の特性』を研究しているから天文学の一分野だ」と思っており、天文の研究者は「いや、宇宙線を発生する『メカニズム』を研究しているのだから物理学の一分野だ」と思っているのではないでしょうか。両者はほとんど差はないわけで、ことほど左様にこれらの分野は近づいてきていると言えると思います。
2008-11-19 Wed 22:05 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
今、久しぶりに小田稔氏の『宇宙線』を引っ張り出して眺めてみたのですが、当時教科書として読んでいたときと印象が違います。空気シャワー実験の部屋にいた事や当時天文への情熱を失っていた事もあるのでしょうが、この本の後ろ4分の1は宇宙物理に関する事が書かれていることにそのころは注意が及んでいませんでした。今になると不思議です。
2008-11-20 Thu 07:52 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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