2023-11-03 Fri 00:00
1週間前に「この週末、土浦の街が演劇空間になる」で紹介した、「つち浦々まちなか演劇めぐり」は、多少のアクシデントはあったにせよ、10月28日、29日の2日間で無事終了したようだ。自分も、2日目は早朝5時の芝居を見て、午後も15時から19時30分まで、5本の演劇・朗読劇を見て回った。かつて百景社が、遠方から実力ある劇団を複数招いてアトリエ祭を開催してくれていたが、それは普段見に行けない他県で活躍する劇団の芝居を見られる良い機会だった。その企画が終了し残念に思っていたが、今回の「つち浦々まちなか演劇めぐり」は久しぶりにその様な機会になったと思う。
![]() 参加の方法は、1日3000円のチケットを買って、観たい演劇を予約し、土浦中心部の11ヶ所の店舗や寺院に設定された会場を渡り歩きながら町をめぐる。時間が空たら予約なしの会場へダメ元で行ってみて空席があれば入れるし、中には予約なしでも見られるパフォーマンスもいくつか用意されているといったゆるゆる感も面白い。 自分が観劇したのは、演劇しょく堂:一人芝居「高瀬舟」、劇団√6体験型演劇:「ご来店ゾンビ」、アトリエほんまるプロデュース:「別に帰ってこなくていいよ」、演劇事務所’99「風のこえ」:朗読「筆」、沙座(さくら):「ウィリアムの森-SHAKESPEARE IN THE FOREST」の5本。どれも面白かったが、特に最後の沙座:「ウィリアムの森-SHAKESPEARE IN THE FOREST」は、いずれも実力のある俳優さん揃いで、久しぶりに本格的演劇を観られたという満足感を得た。シェイクスピア演劇に馴染んでそのセリフが頭に入っている人ならば大いに楽しめる芝居だったのではないかと思う。自分は有名な物語の一部しか知識がないので堪能するに至れなかったのは残念だった。この1本だけで3000円でも値打ちあるので、シェイクスピアの予習をしてからもう一度観てみたいと思うほどだが、演劇は一期一会、機会を逃さないためにはもっと広く勉強しておかなくてはと感じた次第。 |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター