2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
百年どころか2年先も危ない日本の酪農
2023-08-26 Sat 00:00
2308252.jpg・チューリップテレビ:牛が熱中症で死ぬ深刻な暑さ 対策に励む酪農家は赤字転落「日本酪農史の史上最大の危機」と悲鳴  富山
 あのリテラシーの高い「百年酪農」のあおちゃんをしてこの状況では、どこも厳しい事態に見舞われているということだ。
[写真は記事のスクリーンショット]

 日本の酪農家の85%が赤字経営だし、あおちゃんも経営規模を拡大中なので当然赤字経営だったろう。コロナ禍、円安、飼料高騰、電気料金値上げなどの多重苦を負わされているところに、今年の酷暑が追い打ちをかけているという文脈のはずだ。このタイトルが「赤字拡大」であればより事実に近いのではないかと思う。
 今年の酷暑は成牛を殺すだけでなく、受胎率や出生率や子牛の生存率も下げるだろう。死なないまでも生存ギリギリの牛が受胎するはずもないのだから。そもそも健康な雌牛が生まれても、乳を出すのは最短でも2年数ヶ月後。この夏を経験する前の2月に流れた農家の未来会議の中であおちゃんは、まもなく酪農家が減って、牛乳が減って、価格が上がるという近未来予測をしていた。今年の酷暑によってそれが加速されそうだ。
 日本の畜産政策は、安全な乳製品生産との安定供給のために酪農家に多大な借金を負わせているにもかかわらず、酪農家に支払う乳価は据え置くことで生産物を安く仕入れ、消費者へ安価な牛乳を提供してきた。数年後、日本の酪農が崩壊して、安全な国産乳製品を手にいれるためには消費者も借金をしなくてはならない時代になるかもしれない。そうなってようやく失ったものの大きさに気がつくのだろう。

 →Spotify:百年酪農
 →Spotify:ベジフル大百科 The CROPS 第56巻:乳牛
 →Spotify:ベジフル大百科 The CROPS 第71巻:農家の未来会議

[追記]あおちゃん、別の番組でも取り上げられる。
・富山テレビ:連日の異常な暑さ『酪農にも影響』…搾乳が3割ほど減っている牧場も・妊娠へも影響で来年以降の牛乳生産は
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