2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
長編から派生したパラレルワールド
2023-08-23 Wed 00:00
2308171.jpg『グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行』 高野史緒著
              Kindle版 2018年 202円

先日、高野史緒さんの長編『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』を紹介したが、それとよく似たタイトルの本作品は5年前に発表されている。長編の実現に手間取りそうだったので、先に短編として出したパイロット版だと長編のあとがきに書かれていた。厳密にはいわゆるスピンオフ作品というわけではないが、長編を読んだ勢いで本作品も読んでみた。両作品の出だしの1パラグラフはそっくりそのまま同じ文章で始まる。主人公の二人の名前も同じだ。しかし、状況設定に違いがあり、二つの物語はその先で似ているところはありながら異なる展開をしていく。この2本の作品の関係がまさに長編を構成するパラレルワールドそのものともいえるメタ構造になっている様に感じた。その意味で2本の小説は決して焼き直しの関係ではないのだが、こちらの短編は話の展開が単調なのが少々残念。続きは長編を読んでくださいと言うことなのだろう。
別窓 | 話題いろいろ | コメント:0
<<土砂降りの波状攻撃 | 霞ヶ浦天体観測隊 | 草刈りしながら雑草の食べ方を考える>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター