2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
県立土浦三高天文部の現実の活動を題材にした小説
2023-09-03 Sun 00:00
2308181.jpg『この夏の星を見る』 辻村深月著 KADOKAWA
                  2023年 2090円

高野史緒著『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』を知人へ紹介したところ、土浦に関係するこんな小説も最近出ていますよと逆に教えてもらったのが本書。自宅から土浦へ向かう途中の左手高台にある土浦三高だが、寺内タケシの母校で、全国を巡った学校訪問の発祥の地であるとか、私がお世話になっている郷土史のA先生がかつて教鞭を取っていたとか、もう一人のH先生はA先生の薫陶を受けて中世史の研究者になったとか、地元繋がりの話題はいくつかある。

小説は、土浦三高天文部が県内の高校の科学系部活動へ呼びかけて2015年に始まった競技会「スターキャッチコンテスト」がモチーフになっている。コロナ禍の閉塞感の中で、茨城県立土浦三高ならぬ砂浦三高天文部と、東京渋谷区の中学校、長崎県五島列島が「スターキャッチコンテスト」を企画し繋がっていく物語。砂浦三高天文部顧問の綿引先生のモデルは、2013年2月に阿見町予科練記念館敷地で行われた観望会冬の星空ファンタジーでお会いしたことがある岡村典夫先生だ。
500頁に迫る長編なのでKindle版を購入して読み上げで聴くことにした。


茨城新聞:夜空つなぐ群像劇 直木賞作家・辻村さん「この夏の星を見る」 茨城県立土浦三高を取材 コロナ禍の中高生描く
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