2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
射精責任 中絶禁止議論以前に解決するべきこと
2023-08-18 Fri 00:00
2307291.jpg『射精責任』 ガブリエル・ブレア著 村井理子翻訳 齋藤圭介解説
                太田出版 2023年 2200円

中絶禁止の議論。胎児の権利か女性の権利か。そもそも、なぜ中絶をしなくてはならないのか。望まない妊娠が起きたから。なぜ、望まない妊娠が起きるのか。避妊をしなかったから、あるいはできなかったから。では、避妊の責任は誰にあるのか。当然両性にあるとするのが偏らない考え方だろう。ここで最初へ戻ると、中絶の議論は女性の問題ばかりが注目され、男性の存在が見えていないことに気づく。著者は冒頭で「中絶を効果的に減らしたいと考えるのなら(多くの州が決定したように、中絶を完全に禁止するのなら)、女性を議論の中心に置くことは、二つの理由から根本的に間違っています。ひとつめ、妊娠中絶の禁止は効果的でないという明らかなデータがあるから。そしてふたつめ、先にも述べた通り、すべての望まない妊娠の原因は男性にあるからです。妊娠中絶を考える時、女性にだけ焦点を当てるのは時間の無駄です。」と述べ、続く本文で、望まない妊娠の原因である男性の無責任な射精を無くすための提言を行なっている。どの場所に書かれていたか見失ってしまったが、中絶の問題を妊娠した時点から考えてきたこれまでの議論に対して、妊娠に至らせる男性の問題まで遡ったこと、これは女性ですらこれまで気づいていなかった新しい視点だとしている。中絶については米国と日本とではだいぶ事情が異なるが、男女の権利の不均衡についてもわかりやすく書かれている。

ポリタスTV(7/27):『射精責任』日本発売を記念して著者インタビュー|ゲスト:ガブリエル・ブレア MC:リンダ
 約80分のインタビュー動画(字幕入り)。本書の紹介と解説的内容。
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:0
<<草刈機ギヤケース周りの清掃 | 霞ヶ浦天体観測隊 | 草刈りブレードの選抜結果>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター