33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『星のふるさと』 -鈴木壽壽子さんを探す旅の記録-
2011-12-29 Thu 00:00
■2007年
071122.jpg火星接近の秋、『星のふるさと』との出会い。

11月10日 ほくとさんのブログ『星空寄り道散歩道』で『星のふるさと』を知る
11月27日 ネット古書店で『星のふるさと』を入手、この瞬間から鈴木壽壽子さんは憧れの人になる
11月28日~『星のふるさと』についてブログで発信しながら鈴木さんの消息が届くのを待つが手がかりなし

■2008年
春、『星のふるさと』を幾度も読み返す。その度に行間から新たなメッセージがキラキラとこぼれ落ちるのを感じる。頁を繰る毎に鈴木さんに会ってお話をしたいという思いはますますつのり、鈴木さん探しを始める。

06月01日 東亜天文学会に鈴木壽壽子さんの消息を問い合わせる
07月18日 東亜天文学会々報『天界』7月号に「『星のふるさと』人探し」が載る
07月19日 数名の会員から情報を得、既に亡くなられていることを知り、落胆
07月24日 会員S氏に小惑星「Suzukisuzuko」命名提案をお願いする
08月24日 生前お住まいだった団地の自治会へ問い合わせる
09月17日 会員T氏と生前をご存知のN氏が団地を訪問、自治会の方と会う
09月20日 T氏、ご子息と連絡が取れる
09月22日 S氏のご協力を得、小惑星Suzukisuzuko命名を発見者小林隆男氏に提案
09月21日 鈴木さんの火星観測報告が載った『天ガ』72年6月号入手
09月26日 ご子息とお話をし、小惑星命名のご承諾を得る
09月27日 愛用の望遠鏡写真を頂きミザールエース型と分かる
09月28日 小林隆男氏、国際天文学連盟(IAU)へ(8741) Suzukisuzuko=1998 BR8命名を申請
10月14日 虎ノ門天文会館の東日本天文資料センターで『流星塵回報』を閲覧
10月30日 故森久保茂先生の奥様へ問い合わせ(川崎天文同好会へ転送していただく)
11月09日 『天ガ』76年4月号読者サロン投稿者F女史へ問い合わせ
11月23日 F女史と連絡が取れる
12月11日 小惑星(8741) Suzukisuzuko命名、IAUのホームページで公表される

■2009年
01月04日 ボールの火星儀の写真を頂く
01月11日 川崎天文同好会訪問。壽壽子さんの流星塵関連資料を閲覧。
02月05日 『天ガ』3月号小惑星ガイドに(8741) Suzukisuzuko紹介文掲載される
03月05日 流星塵の件で片岡良子氏に問い合わせ
03月27日 『天界』4月号に「鈴木壽壽子さんのこと(前編)」が掲載される
04月08日 小惑星(8741)Suzukisuzukoの地球最接近
04月22日 『天界』5月号に「鈴木壽壽子さんのこと(後編)」が掲載される

「鈴木壽壽子さんのこと(前編・後編)」の公開をもってひとまず調査終了、の予定だったが新たな展開が訪れる。

0912132.jpg05月10日 三重県四日市市人権センターN女史から問い合わせがある
09月18日 同センターが冊子「鈴木壽壽子 星のふるさとのこころ」制作
11月16日 四日市市人権センターが「夜空のスケッチ」募集
12月13、14日 四日市訪問、壽壽子さんのお墓参りをする

■2010年
02月28日 「夜空のスケッチ」募集に作品集る
11月12日 会員A氏へ佐伯恒夫資料について問い合わせる

■2011年
01月13日 佐伯恒夫氏奥様へ問い合わせ
01月25日 佐伯氏ご子息からお返事をいただく
04月    壽壽子さんのご主人ご逝去

鈴木壽壽子さんと『星のふるさと』についての調査はここでひとまず区切りにしようと思う。ここに挙がった以外の方々を含め、お世話になった多くのみなさまに心より感謝いたします。
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この記事のコメント
鈴木さんの名著のことを思い出させて下さってありがとうございました。お亡くなりになっていたのは残念でしたが、この本がいつまでも語り継がれるといいですね。
 
 私は、現在でも、図書館へ行ってその頃の雑誌を見つけると書評を捜しています。でも、出版目録程度のものしか見つけられません。当時の人にはなかなか書評が書けないくらいのユニークな本だったと言うことかもしれません。時とともに重みが増していくのでしょう。

(余談)本日、我が天文同好会誌を発行しました。また、ご退屈な時に(URL)をご訪問下さいますればありがたいです。
2011-12-29 Thu 17:01 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>鈴木さんの名著のことを思い出させて下さってありがとうございました。お亡くなりになっていたのは残念でしたが、この本がいつまでも語り継がれるといいですね。

このブログの左上の「『星のふるさと』を取り上げているサイトご紹介」で紹介したいくつかのサイトでは、私が知る以前から『星のふるさと』を取り上げてくれていました。昔読んだあの本を忘れられない方が確実にいらっしゃるということは確かですね。S.Uさんが言われる様にユニークな本なので、大ブームになるというのとはちょっと趣が異なると感じます。それよりも、ときどき思い出しては紹介し続けることで、また何年か後に全く知らなかった人の中から私のようなファンが現れてくれる事でしょう。そういう方とお話しできる時が来るのを楽しみにしています。

>現在でも、図書館へ行ってその頃の雑誌を見つけると書評を捜しています。でも、出版目録程度のものしか見つけられません。

その後も調査を続けていただきありがとうございます。出版目録は割と後年まで掲載されていたようです。

>我が天文同好会誌

西中筋天文同好会々誌、後ほど拝見させていただきます。
ちらっと見たら、例の超高速ニュートリノの話題をさっそく料理されてますね。
2011-12-29 Thu 20:00 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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