2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
もしも東日本大震災直後にショック・ドクトリンが発動されていたら
2023-06-28 Wed 00:00
『ショック・ドクトリン 下 ー惨事便乗型資本主義の正体を暴く』
         ナオミ・クライン著 岩波書店 2011年 2500円

2306223.jpg 本書上巻については先週紹介した(日本消滅の未来も見えてしまうのかもしれない)。読むのが大変なので飛ばし読みではあるが、やはり下巻も買わずにはいられなかった。
 原著発行が2007年なので東日本大震災については語られていない。しかし、この日本語訳岩波書店版が発行されたのは2011年9月なので、訳者あとがきには以下の様に書かれている。「翻って今年の三月十一日、東日本大震災とそれに伴う津波および福島第一原発事故という未曽有の「ディザスター」に見舞われた日本にとっても、本書の内容は重くのしかかる。(中略)同じ自然災害でも、アジアの津波やハリケーン・カトリーナの際のようなあからさまな惨事便乗経済の発動は今のところ伝えられていないものの、復興の名を借りて住民無視・財界優先の政策を打ち出す自治体も出てきており、予断を許さない状況である。ショック・ドクトリンの導入が行われないよう、私たち市民は心して目を光らせていく必要があろう。」と。
 ショック・ドクトリン発動は、とにかくスピード。つまり、大惨事が起きて市民がダメージを受けて立ち上がれない状態にいるその時に一気にやってしまうというのがお決まりの手法だという。そういう点では、東日本大震災直後にショック・ドクトリンは発動されなかったのかもしれない。もしかしたら、それは自民党ではなく民主党政権であったことが、日本にとっては千載一遇の幸運であったということなのかもしれない。ただ、典型的なショック・ドクトリンは発動されなかったにしろ、結局その後日本の富はじわじわとが外国資本によって食いちぎられて、結論は同じ所に行き着いてしまったのかもしれない。
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