2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
古い社会構造や価値観の崩壊後の新しい社会のイメージ図
2023-06-18 Sun 00:00
2306022.jpg『出現する参加型社会』 田原真人著 デジタルメディア研究所
                     2021年 2200円

 知り合いのところにあったので聞くと、著者が持ってきてくれたと言う。ということは、そのうちにここでお会いする機会がないとも限らない。そのときになって「長らく目にしながら手にも取っていませんでした」と言うのも失礼なので読んでみることにした。ただ、読み始めてわかったのだが、めったに会う機会は無さそうだ、というのは著者はマレーシアにお住まいなのだ。
 タイトルからは、斎藤幸平『人新世の「資本論」』で語られたコモンを共有するためのコミュニズムの実践の話かと想像して読み始めた。本書は、まえがき、第1章 新しい世界観の出現、第2章 Zoomとの出会いとネットワーク実践記、第3章 コロナ状況で起こったこと、第4章 次世代コミュニティ生成運動、第5章 参加型社会の探究テーマ案、第6章 参加型社会学会が目指すもの、あとがき、という構成になっている。
 著者は物理学分野の研究者だったこともあり、説明の至る所に物理学的な思考やモデルが登場する。第1章の前半では、世界観の変革の根幹部分を牽引した物理学における古典論から量子論への流れについてかなり詳しく述べられているので、物理学に抵抗感ある人は先へ読み進められなくなりはしないだろうかと心配になる。現在は機械論的世界観から生命論的世界観への大転換期でその衝撃波は世界中へとして広がり、古い社会構造や価値観は崩壊していくとする。そのとき必要になるのはタイトルの参加型社会だという話に進んでいくのだろう。
 本書全体を通じて理解を助けるための図がたくさん挿入されているのだが、文字が小さくて読むのに疲れるのでほとんど飛ばし読みした。そのため2章以降の内容は理解できていない。そのうち著者のお話を聞く機会があればまた理解が先へ進むだろうと期待しておきたい。
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