これは重要な指摘かもしれませんね。
「軍都」と言えば、昔は旧日本軍の軍人さん、そして今は自衛隊員さんが大勢住んでいる街ということでしょう。そこでどっぷり生活してしまうとその現状を肯定してしまうので、それを時々は冷めた目で見るという適当な頃合いというのが大切だと思います。その職業にある個人は短期間で入れ替わるので、やはり商業的な意味が大きいと思います。いっぽう、そういう街から離れて生活していると、その問題自体に気づかないので、これまた話になりません。 阿見に学園都市の候補があったことは知りませんでした。それでも、私の場合は、福知山、舞鶴、広島、江田島、土浦、阿見 と生涯軍都を身近に感じているほうでしょう。沖縄と比べられるレベルかどうかは別にして、有事になれば、沖縄も本土も同じで、沖縄にまかせて自分には関係ないと言ってられるわけではないことはよくわかっています。昨今、ここはひとつ沖縄に泣いてもらえばよい、と思っている日本人が多いようで、周りの何を見ているのかとあきれます。
2023-04-27 Thu 06:25 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
本書は、社会学的な視点・手法で書かれた歴史の本ですが、私の最初の書き方では戦争史跡など文化財の本と間違われそうに感じたので、若干手直ししました。
戦前・戦中は海軍、戦後の一時期は空いた海軍の場所に学校や復興のための工場が入り、間も無く学園構想は頓挫し、陸軍(の末裔陸自)を誘致することになっていきました。阿見・土浦は戦前・戦中・戦後と軍隊の町とひとくくりのイメージで語られがちですが、決して連続ではなかったことを本書で改めて気付かされました。 家族や親類に戦死者がいない人はいないくらい被害を被っているにも関わらず、また空爆でえらい目に遭って戦争は懲り懲りと証言する人がいる一方で、軍隊・自衛隊に期待して誘致する人もいる。この麻薬の様な誘惑は原発に瓜二つに感じます。そして、地元の経済や雇用を支える基幹組織は、そこに所属するしないに関わらず、周囲の住民はあえて見ないことにするような心理が働きがちな気がします。自分もそうだと思います。
2023-04-27 Thu 07:19 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>周囲の住民にはあえて見ない
そうなんでしょうね。 なんとなく、「地元の経済や雇用に貢献して利益を受けている人がいるのだから・・・(何も言わないのが無難)」ということで、それを言い訳に思考停止している人が多いように思います。その気持ちはわかるとしても思考停止には変わりなく、国費の使い道や地域の行政や経済や安全に関わることなので、ここで思考停止をしていたのでは何をやっているのかということになるでしょうね。
2023-04-27 Thu 07:59 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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