33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
叡尊の活動をヒントに常陸における忍性を知ることはできないだろうか?
2023-04-20 Thu 00:00
2304091.jpeg『中世叡尊教団の全国的展開』 松尾剛次著 法蔵館
                  12000円 2017年

 鎌倉時代の建長4年からの足掛け10年間、三村山極楽寺に入った忍性を中心として常陸国内で律宗の活動が展開されるが、忍性が極楽寺を拠点に信太庄方面まで教宣を延ばしながら、どのような場所でどのような方法で活動を展開したのか、律宗のやり方を知るために忍性の師である叡尊(えいぞん)教団のことをちょっと勉強してみることにした。ちょっとと言うには値の張る本だが、県立図書館にも県南のどこの図書館にも収蔵されていないので自腹で購入した。昨年度の地元での城館活動に対して思わぬタイミングで思わぬまとまった報酬が入ったので、これで勉強して地元へ還元するのが最も有効な使い方だと考えて奮発した。
 本書は、全国的展開というタイトルではあるが、扱っている各論は中部地方以西なので関東は続刊になるようだ。ただ、第1部「叡尊教団の社会救済活動」は総論的内容で、全国の社会的インフラ整備に関わる部分は当地元での律宗の活動を考える際にも大いに役に立つ。そして各論にも、師叡尊の他地域における活動から常陸における忍性の活動を推測するためのヒントがあるはずだと期待する。
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