2022-12-27 Tue 00:00
昨日は落語会で「中村仲蔵」を聴いてきたが、昔よりも歌舞伎に馴染みのない人が多くなった現代では、噺の中で歌舞伎についての基礎知識を語ることが必要になっている。桂米朝などは今から50年以上も前の高座で、歌舞伎や浄瑠璃などについての詳しい解説を織り込みながら語ってくれていた。それというのも、落語噺を聞いたときにその背景も含めて理解できるお客さんを育てないと、落語自体の衰退に繋がるというのは米朝の考え方だった。
中村仲蔵は歌舞伎の忠臣蔵五段目の斧定九郎の形を作ったので有名だが、その五段目についてはかなり昔にテレビだったか、初代尾上辰之助の斧定九郎を見た記憶がある。辰之助は早くに病気で死んでしまったが、菊之助(当代菊五郎)、新之助(十二代目團十郎)、辰之助の三之助の中では一番かっこう良かったと思っている。 で、五段目をYoutubeで探してみた。 ![]() 歌舞伎座の1986年2月公演。早野勘平:片岡孝夫、斧定九郎:市川團十郎。これ、むちゃくちゃいい。やさおとこをやらせたらその右に出る者はない孝夫と、これなら口跡気にならない定九郎の團十郎、いいですね。[右画像] 東白川村歌舞伎保存会 2005年 これもすごく面白い。おひねり、投げ銭があめあられ、笑うほどすごい! |
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