「オビシャ」 ーー なんか昔に聞いたことがあります。
自分自身が体験したり、自分の出身地で触れたわけではありませんが、天文民俗のアイテムではないかと思います。 調べてみたら、ちゃんと「星の民俗館」さんで、取り上げられていました。 http://www.maroon.dti.ne.jp/starlore/bunka/kgyouji.html もともとは太陽に対する儀礼に起因するのかもしれません。昨今では、宴会がおもになっているのは、「お日待ち講」と同じですね。 「お日待ち講」は神社や公会堂ではなく、神棚や床の間のある家庭で持ち回りで行うところが多かったので、もはや廃れたと思います。コロナを機に絶滅状態だと思います。施設を利用する「オビシャ」のほうがかえって続きやすいかもしれないと思います。
2023-02-03 Fri 11:47 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
「星の民俗館」のサイトは、広域にとてもたくさんの例を集めてあって貴重な情報ですね。全部には目を通していませんが、ほとんど弓射儀礼を伴った祭祀かもしれませんね。関東のこの近辺のオビシャは、弓射があるものは半分以下だそうで、弓射は本質ではなかったのかもしれないという見方に変わってきていて、それが柳田國男の解釈と大きく違うところのようです。
2023-02-04 Sat 23:57 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>弓射があるものは半分以下
「オビシャ」は「日射」で、的にカラスが描いてあるので的は太陽、ということで説得力があるように思うのですが、こういうのは、こじつけが先で実態が後ということもあるので、天文びいきも油断ならないです。
2023-02-05 Sun 07:33 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
古代から中世には武家の中で武術として武射や歩射が行われてきて、神に奉納する場合は奉射と言われたようです。起源がどこにあるかわかりませんが、「星の民俗館」で紹介されるような弓射行事も古くから全国で行われてきていることも確かです。その中にはカラスや太陽を的にしたものもあります。利根川流域を中心に行われている近隣のオビシャは、17世紀初頭(最古のオビシャ文書は1600年)に始まっているようで、もともとは弓射があったのにどこかで途絶えたのか、逆にどこかの時点で弓射を取り入れて今に至るのか、それについての記録はなさそうなので確かめるのは難しそうです。弓射儀礼は目立つのでそれを軸に見たくなりますが(自分の興味はそこからでした)、その先入観は一旦リセットした方が良さそうです。
2023-02-07 Tue 18:52 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
|
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター