
『長唄の世界へようこそ』 細谷朋子著 春風社
2014年 3400円
細棹で奏でる長唄曲の鮮やかさに憧れるし、その触りをいいとこ取りした落語の出囃子も好きだ。だが、長唄の「唄」の部分を聴こうかという気にはなれない。意味がわからないので面白さ楽しみ方がわからないからだ。この本はかなり前からアマゾンの「あとで買う」に入れてあったのだが、別段きっかけもなかったがいよいよ購入した。
有名な長唄曲16曲の詞章(歌詞)が解説されている。意外だったのは、長唄という割には歌詞が案外短いこと。これならば、意味が理解できれば聴いていられるようになるのかもしれない。
最初に手にして現在も使っている三味線は中棹だが、いつか長唄三味線である細棹も持ちたいと思っている。