2021-10-26 Tue 00:00
![]() →ズバリ!荘園を学ぶ →荘園 みんな苦手なのかもしれない 第四章が院政時代、第五章が承久の乱による武家政権確立まで、第六章から第九章そして終章と、鎌倉時代以降になる。武家政権が確立して土地支配がさらに重層的になってますます掴みどころを失っていく。ただ、時々の時代の気温及び雨量の変化と社会の動きを連動させて説明している部分は斬新に感じた。なんとか最後まで読んだが、読み終わった達成感には程遠い。何の論文誌だったか歴史系出版社の広告ページの書名を眺めながら、どれも荘園を踏まえた上でないと本当の理解へ辿り着けない様に思えてしまうし、参加した研究会の発表を聴きながらも荘園とか土地制度・土地支配構造を基礎知識として持っているかいないかで理解の深さが全然違う様に感じた。そのうち改めて読まなくてはならないというのが読後感。 |
荘園は勉強しても難しいようですね。
経済政策という見地で見た場合、そもそも、承久の乱以前の荘園制度というのは、中央集権的政策だったのでしょうか。中央集権的というのは、中央官僚が指示を出さないと、資産の運用の融通が効かないといった意味です。 中央集権的であれば、それは武士勃興以前の歴史の一コマとして理解の価値があると思いますが、そのへんがいいかげんであれば学問的には難しくなる(腐敗した官僚制は現代史でも難解ですが)と思います。
2021-10-27 Wed 11:17 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
学ぶのは難しいとかややこしいとか感じられる荘園制度ですが、そもそも制度といえるものだったのかということですね。確かにその場その場で役人のポストを増やしたり仕組みを手直ししたりの連続に感じられます。一部の隙もなく巧みに構築された巨大制度だからわかりにくいのではなく、そこらじゅうのパッチワークをめくりながら学ぶのでむずかしいのかもしれません。次回読むときまでに記憶は蒸発してまた冒頭から読み始めることになりそうです。
2021-10-28 Thu 22:02 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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