33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
中世佐竹氏研究のいまを記録するメルクマール
2021-04-05 Mon 00:00
2103292.jpg『戦国佐竹氏研究の最前線』
     佐々木倫朗・千葉篤志編 日本史史料研究会監修
              山川出版社 2021年 1800円

県南に住んでいるせいか佐竹氏については断片的には知っていても、これまで手ごろな成書がなかったため、通史で読んだ記憶がない。本書は第一線の研究者による分担執筆だが、かなり読みやすいと思う。

2103291.jpg2017年に刊行された『佐竹一族の中世』は、佐竹氏研究の成果を概観できる参考書の久しぶりの出版として歓迎された。そこからまた4年が経ち、今月は2冊の佐竹氏研究書が相次いで出版された。「佐竹氏もやってきた」で佐竹氏研究の遅れについて書いたが、同時に若い研究者を中心に新しい成果も積み上がってきている。その様な時期にあってこれら新刊本は2021年にはこの辺りにいたことを記録する道標となる書籍なのだと思われる。
別窓 | 城郭・郷土史 | コメント:0
<<蛍光管交換の千載一遇のチャンス | 霞ヶ浦天体観測隊 | 2021年のチューリップ>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター