33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
精度が必要
2020-09-08 Tue 00:00
・安土城北側、船着き場や蔵も 人工平坦地「郭」4カ所判明 滋賀
 ブラタモリで有名になった赤色立体地図だが、この記事の安土城に限らず城郭調査では大変有用な武器になると感じ、自分が調査している地域についても赤色立体地図でサーベイしたいものだと常々思っていた。その様な中で、国土地理院の電子国土Webでは2017年4月1日から10mメッシュの閲覧が可能になっている。2009071.jpgただ、残念ながら10mメッシュでは山地の城郭遺構を同定できるほどの精度は期待できないので、5mメッシュを使いたいのだが、こちらはアジア航測株式会社の所有する特許権の関係で有料になってしまう。先日、こうしたデジタル地形図の専門家とお話をした際に、赤色立体地図以外にもないわけではないよと言う耳寄り情報を頂いた。詳しいことは素人なので少し勉強が必要だが、その方にも当方の使用目的や必要とする条件をお伝えして情報を探していただいている。
[赤色立体地図で見た安土城。左:おそらく5mメッシュと思われる毎日新聞記事掲載図、右:電子国土Webで閲覧できる10mメッシュの図]
別窓 | 城郭・郷土史 | コメント:4
<<酷暑の下野南部で城めぐり | 霞ヶ浦天体観測隊 | 尾崎石城くんたちの暮らしをのぞいてきた>>
この記事のコメント
私のブログのアーカイブ「月面の観察>月面文字地形の観察」などに使っているファインディングチャート、例えば

http://kuusou.asablo.jp/blog/img/2019/07/12/5542b5.jpg

http://kuusou.asablo.jp/blog/1971/02/02/9112344
↑このなかのA図

などは、傾斜標高陰影図という独自の作図法です。赤色立体地図は出始めから知ってますが描き方は知らない(著作権で縛られてる)ので、似たような表現として編み出した手法です。コントラストの強弱や色調を変えることも可能です。標高データセットさえ入手できればいくらでも作図可能ですよ。よかったらどうぞ。

(追記)草津白根山の噴火によるクレーターチェーンを扱った記事(下記URL)のA画像も、配合が異なるけれど同様図法で地形を見やすくしたものです。

http://kuusou.asablo.jp/blog/2018/01/30/8779121
2020-09-08 Tue 04:12 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
おお、こんなに近いところにも同じ技術を持った方がいましたね。
後でメールを送ります。
2020-09-08 Tue 06:16 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん議論の原のデータはなんでしょうか?現在最も城郭研究に有効なデータは「航空レーザ測量」のデータだと思うので、そのあたりを確かめると面白いと思います。国がかなりの広域で実施済みなのですが入手可能かどうかが分りません。
https://www.gsi.go.jp/chubu/minichishiki11.html
https://www.pasco.co.jp/products/als_alb/
2020-09-08 Tue 10:25 | URL | ほくと #-[ 内容変更]
そうだったなぁ、城郭調査の初期の時点でほくとさんにおしえていただくべきだったですね。あとで、メールでご相談します。
2020-09-08 Tue 11:53 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

| 霞ヶ浦天体観測隊 |

FC2カウンター