33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
超新星の子供たち
2008-06-15 Sun 00:56
080614.jpg 『星を見るための別荘』のカノープスさんが「人生の残り時間」について書いていた。宇宙の時間の流れと自分の人生の時間の流れを相対化して感じ取り、それをまた現実の生活へフィードバックするといった内容で、同世代ということもあってか多いに共感できた。そのコメントの中で、「はかない」人間の一生を「壮大な宇宙の物語」へ転換する考え方を提案させてもらった。
 宇宙に存在する水素・ヘリウム以外のほとんどの元素がいつかどこかで起こった超新星爆発で作られたものであるならば、これらの元素で構成されている私たちはまさに超新星の子供たちといえる。自分と世界の関わりをこういう視点でとらえる機会があるのとないのとでは、人生の楽しみの総量が違ってくるのじゃないかと思う。だから、この私たちと宇宙の壮大な物語を多くの人に知ってもらいたいと思う。
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この記事のコメント
かすてん様、カノープスさんの書かれたものを読ませていただきました。
来年は土星環の消失の年ですが、私にとっても土星環の消失がひとつの
時間の尺度になっているように思います。来年はまだ3度目です。
 
 多くの人々に、我々はみんな「星の子」であるという思いが広がり、
だれもが自分や他人の命を大切にするような社会になるといいと
思います。
2008-06-15 Sun 19:41 | URL | S.U #znXM71jk[ 内容変更]
S.Uさん、おはようございます。

 カノープスさんは私と同世代というよりも同い年で、同じ時代に、大学は違いますが同じ関西で学生生活を送っていたということもあり、書かれたものなど感じ方にとても親近感を感じます。
 以前紹介させてもらいましたが『南十字星を求めて』ニュージーへ行かれた方です。
http://kasuten.blog81.fc2.com/blog-entry-526.html

 超新星の科学とか天文学とか物理学とか言ってしまうと多くの人に引かれてしまうでしょうけど、小さい子どもにも分かるような宇宙の物語を語ってあげられると良いと思います。三つ子の魂百までというように、生き方の根底に流れる考え方になってくれるのではないでしょうか。
2008-06-16 Mon 07:49 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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