
昨年は山中節をきっかけに
浅草ゆめ子三昧の1年だったが、今年は園まり三昧になるのかな。ありがたいことにYouTubeには1960年代の映像や歌がアップされていて、いまでも20代のまりさんに逢うことができる。また当時は、歌がヒットすると関連する歌謡映画が作られるという流れがあり、クレージーキャッツの映画に何本かゲスト出演した他、自身の大ヒット曲名を冠した『逢いたくて逢いたくて』『夢は夜ひらく』では主演をしている。

おまけにこれまたありがたいことには、この2本は渡哲也俳優生活55周年記念としてDVD化までされている。映画の園まりは、ひときわ美しさと可憐さが引き立つが、それだけでなく歌手とは思えない自然な演技にも驚く。デビュー間もない渡哲也や高橋英樹を相手役に引けを取っていない。『愛のきずな』はラストに『ひとりにしないで』が流れはするが、歌謡映画ではなく園まりのお色気を当て込んだサスペンス映画ということになるだろう。映画としては無理やりな演出がちょっとねぇとも感じるが、自分は園まりを眺めるだけだからそれでも構わないのだが。
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YouTube:日活映画1966年『逢いたくて逢いたくて』予告編 →
YouTube:日活映画1967年『夢は夜ひらく』ラスト →
YouTube:東宝映画1969年『愛のきずな』予告編