33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『新訂ほしぞらの探訪』
2008-06-17 Tue 00:11
0806014.jpg 『新訂ほしぞらの探訪』 山田卓著 地人書館 1995

0806015.jpg 私が昨年星の世界へ復帰して最初に買った本の一つ。肉眼・双眼鏡・小望遠鏡を対象とし、星座、おもな星、星雲星団の解説で構成されている。重星データ、スペクトルなども記載されていて、地味な本ながら隅から隅まで読むとそうとうな情報量だ。
 ゆったりとしたレイアウトのおかげで空白がたっぷりあり、私は観望した重星や星雲星団の印象をそこに短くメモしている。
 なお、著者の山田卓氏は昨年同社から発行された『天文学大事典』の編集主幹であるが、発行を見ずに他界されている。

今夜の観測:夜中にヨメさんがごそごそ流し作業をしている音で起こされたついでに空を見上げると天頂付近に夏の大三角が見えた。寝ぼけ眼で4目測。R Sct5.3等、P Cyg4.8等、AF Cyg7.4等、Y Cyg6.7等。東の空にペガスス、アンドロメダも上がってきている。ついでに、今年初物のM31。

 くもり防止剤の効果、本当にあるようだ。20分ほどの観望時間内には曇ってこなかった。曇らずにこんなに長く双眼鏡を眺められたのは初めての経験。
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この記事のコメント
かすてんさん、こんばんは。
私もこの本を持っています。星が見えない夜などに布団に入ってよく読みました。星座ごとの主な星や星雲・星団、重星などが紹介されていて、読んでいて楽しい本ですね。天体観望に興味を持ち始めた人にお薦めの本ではないでしょうか。
2008-06-17 Tue 20:19 | URL | やっさん #-[ 内容変更]
うぅ、懐かしい本ですね~。生前の山田卓さんには、自分がプラネタリアンだったころ大変お世話になりました。まだ若造の自分に、懇切丁寧にいろいろ教えてくださいました。名古屋に遊びに行くとご飯もおごってもらっちゃって…。(名古屋の先生方は皆親切でした!)著書を見れば分かりますが、ほんとうに知識が豊富で、それにも増してユーモアあふれる方でした。今でも自分にとっての大切な「先生」のひとりです。
2008-06-17 Tue 20:47 | URL | みゃお #chDfx1pU[ 内容変更]
山田卓先生は、「天文と気象」に毎月面白くてためになるお話を連載されておいででした。読んでいて面白くて、しかも役に立つという情報でした。
お会いしたことはないのですが、月刊誌を通じての大切な先生でした。

双眼鏡の曇り止めは上手くいったようですね(^^)
2008-06-17 Tue 21:37 | URL | 中井 健二 #7w5mtEUg[ 内容変更]
まとめレスで失礼します。

やっさん
 実はこの本を購入した直後にやっさんの書籍紹介に気づいたのです。ネットで購入したのですが、良い本を選んだことが分かってうれしかったです。

みゃおさん
 師匠のおひとりでしたか。

中井さん
 お会いしたことが無くても自分の先生と感じる方はいますね。私も文化財関係で3人の師匠がいます。一人は地元の師匠、一人は函館の師匠、もう一人は千葉の野馬土手の師匠です。野馬土手の師匠はその著書にあったご住所へ連絡しておつきあいをお願いいたしました。

くもり防止剤の本格的使用はまだですので、最終意見はもうしばらくして出します。
2008-06-17 Tue 22:01 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんばんは、私も「ほしぞらの探訪」持っています。
四季の星座ごとの天体の説明もさることながら、観望のための基礎的な説明も詳しいですよね、
小口径機材しか持ってない私にとっては山田氏のまえがきも励みになりますし、
いい本ですよね。
2008-06-18 Wed 00:02 | URL | ヒガラ #-[ 内容変更]
正真正銘のベストセラー
ヒガラさん、こんにちは。
 みなさんお持ちなのですね。
 もしや、隠れたベストセラー?と書いてみて、新訂版になっているのだからちっとも隠れていない正真正銘のベストセラーなんですよね。
2008-06-18 Wed 11:16 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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