
知り合いがいっちょ噛みしているつくばのまめいちの「すみつかれサミット」を覗いて来た。雨にもかかわらず、けっこうな人が出入りしていた。すみつかれは、茨城県西や栃木県の10軒からの出品を食べ比べできるようになっていた。過去に知っていた4軒に今日の10軒が加わって、煮るタイプ煮ないタイプ、鮭が入っていたりいなかったりと、それぞれの家庭によっていくつものバリエーションがあるようだ。節分の残り物をごった煮にして初午の供物に仕立て変える、決して贅沢なご馳走ではないが、庶民の知恵といえるだろう。ただ、他に美味しい物の多い時代に生き残るには、「初午」といった付帯する伝統行事の存続も大切な条件だと感じた。