33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
骨折日記(5) 36日目〜43日目 リハビリ編(1)
2019-11-03 Sun 00:00
10月25日(金) 骨折36日目。リハビリ1日目。今日から始まるリハビリの日々。その前に、朝起きた直後の感想から。歩くとかかとが痛い。1ヶ月間シーネの中で柔らかい素材に包まれていたので皮下識が薄く硬くなっているためだろう。骨で歩いているみたいなゴツゴツした感覚。昨日確認した今後の見通しについての主治医の見解は「腫れがあらまし取れて歩行に支障なくなるのは1ヶ月後」ということだった。PTくんによるオススメのリハビリはタオルギャザーと歩くこと。サポータについては主治医からもPTくんからも特に言われなかったので、こちらから提案すると、あまりガッチリしたものは勧められなかった。この辺りは人によって見解が別れるのだろうか。自分の仕事形態をわかっている医師にリハビリの相談をした方がいいかもしれない。
最初に、自分のような内反捻挫によって痛める足首外側の靭帯模式図と実際の足の腫れや痛みの箇所とを比べて、どこが傷んでいるのかを自覚しておくことにする。後距腓靭帯、踵腓靭帯、前距腓靭帯、前脛腓靭帯、後脛腓靭帯とここに示されている靭帯全てに腫れと圧痛がある。その他、足の甲は外側へ行くほど痛みが強く土踏まずもかなり痛い。[図はミューラージャパン公式ブログを参考にした。]
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とりあえずのメニューを考えてみた。固定されていた時期も、包帯の隙間から触れる部分はグニグニ揉んだり動かしたりしていたので、関節そのものの拘縮感はほとんどない。

現在感じる問題点と有効と思われる動作。
(1)かかと、親指、小指付け根の痛み  →左右体重移動、歩行
(2)指の付け根の筋力低下       →タオルギャザー、爪先立ち、かかと上げ
(3)距腓靭帯等の足首周囲の靭帯の腫脹 →足首を前後に屈伸
(4)足の甲および土踏まずの腫脹    →歩行、青竹踏み、マッサージ

リハビリメニュー
  (1)足先から膝へのマッサージ
  (2)左右の足へ交互にゆっくりバランス移動
  (3)タオルギャザー
  (4)足首を前後に屈伸
  (5)指の付け根で爪先立ち→いずれはかかと上げ
  (6)ゆっくり体重をかけながら歩行
  (7)超音波骨折治療
  (8)温冷浴
(1)〜(6)各項目を朝、昼、夜、(7)〜(8)を1日1回行えばかなり効果が有りそうだが、やり過ぎない程度に適当にやることにする。まずは初日の両足。
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10月28日(月) 骨折39日目。リハビリ4日目。青竹踏みの代わりになるかもと、包帯に使っていたバンテージの芯を足の裏でコロコロ転がしてみた。土踏まずが伸ばされる感じで痛気持ち良い。そしてなんと、立ちどころにアーチができた、様に見える。ま、これは一瞬むくみが取れただけだろうけど。
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10月29日(火) 骨折40日目。リハビリ5日目。タオルギャザーが少しできる様になった。写真は掴んで手繰り寄せられる様子のGIF動画。画像では分かりにくいが、指先だけで掴むのではなく、中足骨の付け根の関節(手でいうと手首の関節)から曲げて掴んでかかとへ引き寄せることで土踏まずのアーチを作るイメージでやっている。
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10月30日(水) 骨折41日目。リハビリ6日目。長い時間足を下げていたり、歩いた後などは足首から下が腫れた状態にはなるが、指の腫れ、甲の腫れ、足裏の腫れ、足首の腫れ全般引いてきつつある印象。特にくるぶしの後ろの腫れ(後距腓靭帯)は、くるぶし自体よりも低くなってきたと感じる。足裏コロコロでストレチされ過ぎたのか土踏まずが突っ張って痛い。これはやり過ぎかも。座布団の上での正座も体重を全部かけるのはまだ辛い。今日は職場に近いクリニックへ行って足専門と聞くN先生と今後のリハビリの相談をして来た。レントゲン検査で骨折の回復が順調なこと、関節のズレのないことを確認。ただ、足首の捻転を防ぐサポーターは着けましょうということになった。そして、2週間は力を掛けないストレッチ(タオルギャザー、前後の屈伸、交代浴)、2週間後から筋力をつけるリハビリ、という診断とメニューになった。N先生の提案を参考にしてあらためてメニューを考えてみた。
リハビリメニュー
  (1)マッサージ
  (2)左右の足へ交互にゆっくりバランス移動
  (3)タオルギャザー
  (4)足首を前後に屈伸
  (5)指の付け根で軽く爪先立ち
  (6)ゆっくり体重をかけながら歩行
  (7)超音波骨折治療
  (8)交代浴

10月31日(木) 骨折42日目。リハビリ7日目。N先生のオーダーで装具屋さんがシグマックス(ザムストの親会社らしい)の足関節サポーター6を持ってきて装着し、本日の担当医が確認して終了。保険適応になるので類似品をアマゾンで買うよりも若干安く買える。内外にガードが付いているので見た目ゴツくて物々しいが、内反外反の不安がなくなり歩きやすい気がする。ただ歩ければOKという仕事ではないので、2週間後から筋力アップを初めて、かかと上げの筋力が戻ることを目標にしているが、そこまで行ければこのサポーターを装着した状態で間も無く仕事復帰できるのではないかという見通しができてきた。
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11月1日(金) 骨折43日目。リハビリ8日目。今日で受傷後まる6週間。骨折癒合に関するGurlt(グルト)とColdwell(コールドウェル)の表によれば、腓骨(足関節内)骨折癒合の場合、6週で仮骨形成ないし癒合、12週で機能回復となる。これに従えば、今日は仮骨形成ないし癒合記念日というわけだ。ただ、この表は固定手術や超音波治療もなかった時代に、保存療法のみに頼る場合に作られたものなので、現代では古くなってきているらしい。自分の場合は、固定療法で、骨折以外の健康リスクはなく、かなり初期段階から超音波をかけているので、最長でこの表であって、最短ならば4週(すでに2週間前)で仮骨形成ないし癒合、そして8週(つまり2週間後)で機能回復が図られると自己判断している。
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骨の修復はおよそそんなもんで完治するだろうが、あとは、仕事に必要な動作がで可能になるレベルまで靭帯が回復するのにどのくらいかかるかだ。

[注]同じ腓骨遠位端骨折でも症状や治療方針に違いがあります。また、自分の考えで行なっている部分もあるので、参考程度にお読みください。
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