2019-10-07 Mon 00:00
・東京大学木曽観測所トモエゴゼンの観測運用の開始について
・天体観測の常識を変えるか 未知の天体をAIで発見へ 板垣さんの勝ち目はどこらに見出せるのかな? ・2019年10月8日 10月りゅう座流星群が出現 ・グリニッジ天文台の天体写真コンテスト、2019年の受賞作品発表 ・エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見 |
>板垣さんの勝ち目
細かい分析をAIでやるのはたいへんですけど、「新天体発見のきっかけ」を見つけるだけならAIにとっては易しい仕事ではないでしょうか。 いちばん問題になるのは、新天体に似たバックグラウンド映像ですが、既存天体はデータベースと照合できるし、気象現象やゴーストはその光学系で学習させていけば減らしていけるでしょう。人間が20年くらいで学習できることは、AIは2~3年できそうに思います。 とはいっても、新星や超新星など、1日程度で急に明るくなって観測地と天候の運に大きく影響されるので、AI観測所が世界中にできるまではまだアマチュアのチャンスは残るのではないかと思います。
2019-10-07 Mon 07:38 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>AI観測所が世界中にできるまではまだアマチュアのチャンスは残るのではないかと思います。
超新星や新星の板垣公一さん、小惑星の小林隆男さん、彗星の池谷薫さんや関勉さんなどなど、みなさん少年や青年の頃から実績を作ってこられて、壮年になってから巨大プロジェクトとの共存時代を経験されました。これらの天体が、未知の天体を自分で見つけたいという人間の根源的な好奇心を満たしてくれる対象でなくなるのは時間の問題だと感じます。いつの時代でも、科学の進歩によって、新しい観測方法によって別の天体が新天体発見の対象になると思いますが、やはり寂しさや喪失感も感じます。
2019-10-07 Mon 08:55 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>小惑星の小林隆男さん、彗星の池谷薫さんや関勉さん
小惑星や彗星は、PAN-STARRSのようなのが複数台出来てどれもこれもAIで、22等くらいで発見して即座に発表するようになると、もうアマチュアは対抗できなくなると思います。 以前は、新彗星が発見されたから、早速がんばって夜空で見てみよう、次は自分が見つけよう、と意気が上がったものですが、AIがすでに1年以上前に見つけてしまっている彗星をいくら観測しても発見のモチベーションは上がらないと思います。たぶん、こちらは、我々の世代で終わるのではないかと思います。 さらに、AIの恐いところは、新天体発見のプロでない人でもプログラム開発が出来るところです。囲碁や将棋のAIは、プロ棋士でなくてもプロより強いものができるそうで、AIの方面ではまたそれなりの勝負のドラマがあるのでしょうが、それは人間棋士の勝負とはまったく別の世界でしょう。 逆にいうと、AIがいくら発達しても、人間の仕事がなくなるわけではないでしょうが、新天体の発見ステージに限れば、AIが発見して人間はただ追認するというかたちを取ることになるので、人間には面白くない状況になると思います。 こんど設置する望遠鏡の仕様のアイデアを練るとかの楽しみは、AIには与えられないでしょうから、そういうところで満足するべきではないでしょうか。
2019-10-07 Mon 10:30 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>こんど設置する望遠鏡の仕様のアイデアを練るとかの楽しみは、AIには与えられないでしょうから、そういうところで満足するべきではないでしょうか。
AIの社会になっても創造的な仕事は人間に残されているのかもしれませんが、創造的なことをやりたい人やできる人ばかりではないので、やはりそういう人は別の生き方カテゴリーに入れられてしまうのでしょうね。人類の未来は寂しい限りです。 今見つけた記事ですが、どうやら手塚治虫作品もAIで作れるようになるみたいです。尤も、手塚治虫がいなかったら始まらないことですが。 https://bit.ly/358DA6p
2019-10-07 Mon 15:31 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
現在のAIは、単純思考の模倣はおろか、性格を与えて「創造主」を作ることも可能になってきました。単純思考の模倣だけなら私が大学のころ既に完成してましたので。(そういう分野の研究してました。)ゼロから作ることは無理でも、0.01を与えれば100%の創造主を100でも1000でも生成できてしまう時代です。
天体捜索へのAI導入は、自分も随分前からアイディアがありました。晴天率のよいリモート観測所を与えてくれれば、すぐにでも試したい素案が幾つも頭の引き出しに眠ってます。時代は変わっていくのですから、アマチュアも古典的な捜索法にこだわらず、何でも試してみたら良いと思うんですよ。 私はもっと根源的なところ…例えば気象変動による晴天率の悪化や、地学離れによる「最初から興味ない」こどもの増加のほうがよほど心配です。前に言ったかも知れませんが、現在は星の話と言ったら「星空の観測」ではなくて「宇宙開発」とか「天文機材やソフト」の話です。地上から見る星空を熱く語れる人も少なくなりました。残念ながらプラネタリウムで語られるのはプラネタリウムが作るバーチャル空間で完結してしまい、「帰りに星を見よう」とは思わない満足感(皮肉)で満たされます。 人の成長過程で興味の対象が「星空」へ向くロードマップが途切れ過ぎてると思いませんか? >地上から見る星空を熱く語れる人
環境の変化も大きいかもしれません。 私が小学生のころは、星座早見に出ているような星座は、ぜんぶ独力で夜空にたどることができました。M42もM31も二重星団も、望遠鏡がなくても肉眼で見つけることができました。 でも、いくら空のきれいな田舎でも、透明度によってよく見える晩とあまり見えない晩があるわけで、日によって見え方が違い、たまに出会うすごい夜空の体験があると、それはもう、地上から見る星空を熱く語る人にならざるを得ないのではないかと思います。 プラネタリウムにはこれがないのが致命的です。 都会の夜空では、いくら待ってもプラネタリウムに匹敵する空には出会えません。
2019-10-07 Mon 22:05 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
自然環境、社会環境が大きく変わってきて、それは程度の問題かと思っている間に、いまや質的に変化してしまったようです。昔は星の光を直に体感できましたが、今はもう直に星を見ていると感じられる環境はほとんど無くなったと感じます。星空を熱く語ってくれる大人がいても、リアリティを伴った話とは受け取ってもらえないかもしれません。
2019-10-08 Tue 00:17 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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| 霞ヶ浦天体観測隊 |
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