2019-08-17 Sat 00:00
・「福島第一原発は津波が来る前に壊れていた」元東電社員“炉心専門家”が決意の実名告発
この木村さんとは別の話だが、地震発生当時現場にいた構内作業者の「配管のぶつかり合う音が恐ろしかった」「亀裂も発生」というコメントを読んで、原発は津波の前に壊れていたことを知った。津波とは関係なく配管つまり構造に問題があることになったら再稼動が遠のくので、津波に責任をおっ被せて「津波対策完了→再稼動」のシナリオにするのだなとそのときに確信した。そして、いまその通りに事は進められている。 |
大重量物や配管は地震だけで壊れやすいということは、震災の直後に私たちも議論していましたね。
地震の揺れは撃力ではなく加速度なので、力は質量に比例します。重い物ほど壊れやすいはずです。 ちゃんと追求していた人がいらっしゃるとはすばらしいです。文藝春秋を買って読んでみたいと思います。
2019-08-17 Sat 07:05 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
こういう記事を掲載した号は買ってあげた方がいいですね。
2019-08-17 Sat 11:24 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>文藝春秋を買って
読みました。文藝春秋にしては、技術的データと用語を含んでいて、さりとて技術文書でもなく、文系・理系向けにバランスが取れた内容になっていました。でも、文章の体裁はどうでもよいことで、この場合、重要なのは主張の中身です。 大意を箇条書きで要約しますと、 ・地震直後の炉心の過渡現象のデータの開示が不十分 ・温度変化データによると、地震直後に炉心の冷却がうまくいっていないように見える(グラフ付き) ・東電に質問すると、測定の設計の問題でそう見えるだけで、実際には冷却されているという説明だったが、設計図上はそうではない。 ・個人的には、「ジェットポンプ計測配管」という細い管の破断によるものと考える というものでした。さらには、 ・地震直後の冷却水流量などの詳細データは意識的に隠蔽されている ・微細な管が地震で壊れてメルトダウンが始まるという脆弱性がある ということのようです。 私も、大きな装置のモニタを担当していますが、現場で装置を監視している技術屋さんとして、緻密に誠実に仕事をされているように読み取りました。 なお、「計測配管」というのは私は詳しくないのですが、水圧やガス圧などをモニタする目的のために、細い配管で水や窒素ガスを通じさせていて、モニタ結果を自動制御に使っているのではないかと思います。こういう部分を二重化したり、本体からの直接的な電気・電子データを使って強度を高めたりすることが重要と考えますが、実際の設計上は困難な場合が多いのでしょう。東日本大震災で、どれほどの計測(配)管が壊れたか、そうすると本体の運転に暴走等の支障が出うる状態になったか(普通の装置なら、原子炉と違って破断に関係なく停電の検出で安全停止のシーケンスが働くのでしょうが)、専門家の方々の情報が知りたいです。 その上で、バックアップ電源に切り替わった時に、計測系がちゃんと働いていることをどうやって担保するかの問題になると思います。このへんは、(少なくとも現在の日本の教育では)理論や学問で学習できるものではなく、現場での経験が必要だと思います。 ちなみに、最近、停電に備えて安全のために、UPS(無停電電源)を設置することが流行っていますが、あれは素人が中途半端な考えでつまみ食い的に設置すると、災害を伴う停電時に一部の装置だけ暴走する危険があってかえって危険です。
2019-08-20 Tue 07:43 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
自分も探して読んでみます。
2019-08-21 Wed 17:04 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>探して読んで
ご分析をよろしくお願いします。 原発事故の部分だけなら短時間でも(立ち読みでも?)斜め読みできる分量ですが、今号は先月決まった芥川賞受賞作が読めるので、買うとか借りるとかの価値があると期待します(私はまだ芥川賞作品は読んでいませんが、原発の記事だけでも価値があったということにさせていただきましょう)。
2019-08-21 Wed 17:42 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>芥川賞受賞作が読める
そんな時期なのですね。芥川賞受賞作、もう長らく読んでいません。
2019-08-21 Wed 19:17 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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