33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『土浦音頭』を聞いてみる
2019-08-12 Mon 00:00
この前、土浦のご当地ソングとして『土浦小唄』と『土浦音頭』を紹介した(→土浦のご当地「小唄」と「音頭」)。島倉千代子の歌う『土浦小唄』はネットでも聞くことができ、昭和30年代のおっとりした時代の気分を味わえる。もう一つの『土浦音頭』の方はどうかというと、これも比較的容易に聞けるようになっていた。1907261.jpg2017年に土浦城が続日本100名城に選ばれたことがきっかけで、2018年発売のCD『日本の名城を唄う』の中に『土浦音頭』が収録された。土浦城を歌った曲では無いので無理くりの感もあるが、まぁこの際いいだろう。『土浦音頭』成立の経緯やCDについては以下の2本の記事に詳しいのでご覧いただきたい。

『土浦音頭』成立の経緯や歌詞については以下に詳しい(再掲):
 →重箱の隅に置けない:横瀬夜雨を深読みする>復刻「土浦音頭」
CD制作と演劇による掘り起こしの話題について:
 →NEWSつくば:CD「日本の名城」に土浦音頭が収録

1907271.pngさて、上記CD収録の照菊(てるぎく)の唄う『土浦音頭』を聞いたが、これって音頭?というのが第一印象だった。音頭というと祭りでドドンガドンとみんなで歌い踊るイメージだが、これは粋な言葉遊びや意味深な歌詞と芸妓の踊りを楽しむ典型的なお座敷歌で曲調は「小唄」だ。前に紹介した島倉千代子の『土浦小唄』の方はどちらかというと「音頭」だろう。「音頭」と「小唄」の厳密な定義は知らないが、この2曲については逆の方がしっくりくる。それはそうとして、かつて『土浦音頭』はコロムビアの委託制作盤として作られ、1枚の表裏に異なる歌手の『土浦音頭』が入っている、ちょっと珍しい構成であることが分かった[右]。このレコード、おそらくご当地土浦市域でしか配布されなかっただろうから他所で探すのは難しいにしても、案外市内の多くのご家庭の押入れの奥で眠っているのではないかと思う。
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