>1958年公開の映画
私は、自分が生まれた頃の大衆芸能を見て、何か独特の根源的な戦慄にも近い感銘を受けます。私の場合は、当時の歌手、美空ひばりや島倉千代子の歌い方にそれを感じます。男性歌手なら、春日八郎とか三波春夫とか。 その時代の庶民が感じることができた一途さと上品さがマッチしたような感覚です。和服の着こなしもそうかもしれません。今は、そういうものは芸能方面にはないように思います。
2019-07-12 Fri 12:34 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>私は、自分が生まれた頃の大衆芸能を見て、何か独特の根源的な戦慄にも近い感銘を受けます。
私も、懐古趣味と笑われるのかもしれませんが、1950年代、60年代の映画や画像を見ると、自分はこんな風景の中に生まれてきたんだと、驚きと懐かしさのようなものを感じてしまいます。また、女優さんがとにかく、息を飲む美しさです。
2019-07-12 Fri 18:23 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>女優さんがとにかく、息を飲む美しさ
当時は、映画の全盛時代でしたね。それだけに、制作側の熱意も違ったでしょう。 で、観覧料がいくらだったか資料を見てみると、 (ガベージニュースさん) http://www.garbagenews.net/archives/1190939.html 1962年に150円くらいです。意外と安いと思いましたが、実は、今とは収入が10~20倍くらい違ったと思うので、庶民にとっては今より高いくらいです。 (上のページの消費者物価補正では、700円相当になっていますが、4~5倍しか物価が変わっていないということはありえませんので、何かの誤解と思います。また、1973年の値上がりは狂乱物価で、すべての物の値段が2倍になりました。) 当時は、白黒テレビがようやく普及し始めた頃で、まだ映画は値打ちがありましたね。ちなみに白黒テレビは当時6万くらいだったみたいで、テレビを買うお金で映画が400回観れたことになります。
2019-07-12 Fri 20:57 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>テレビを買うお金で映画が400回観れたことになります。
よくできた映画とまだ手探りのテレビドラマを比べれば、映画を400回見る方が値打ちありそうですが、映画が敵わないのはリアルタイム映像であるプロレス中継だったのでしょう。
2019-07-12 Fri 21:30 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>リアルタイム映像であるプロレス中継
あぁ、そうですね。プロレスのおかげでテレビが売れた、というか映画館が流行らなくなりました。 1962年は、フレッド・ブラッシー戦を観て老人が何人も(Wikipediaでは11人とあるがこれは複数の試合の通算らしい)ショック死した年ですね。まだ、99%の家庭は白黒だったと思いますが、白黒のスポーツ中継でショック死するほどの当時の視聴者の熱意だったのですから、ましてやテレビや映画の俳優の心入れは相当のものだったでしょう。昨今のバラエティ番組とは2つか3つ桁が違ったでしょうね。
2019-07-13 Sat 08:55 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>1962年は、フレッド・ブラッシー戦を観て老人が何人も(Wikipediaでは11人とあるがこれは複数の試合の通算らしい)ショック死した年
その時代の老人方と言えば、日清、日露、第1次大戦、満州事変、日中戦争、太平洋戦争で血の雨の中をくぐり抜けてきた世代のはずなのに、なぜ白黒のテレビ画面でショック死できたのでしょうか。経験が深いだけに心の中ではリアルなカラーで戦争がフラッシュバックしたのかもしれませんね。
2019-07-13 Sat 11:39 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>日清、日露
当時は、自分が出征しなくても家族などを通して、日清戦争の体験者がまだ生きていたのですね。ちょっとした感激です。木下恵介監督の映画『陸軍』みたいです。 兵隊に行った老人方も、木下映画みたいに気弱で優しい人が多かったのでしょう。
2019-07-13 Sat 16:07 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
ここ最近ヨメさんが見つけてきた、中村鴈治郎、京マチ子の『浮草』(59)、渥美清、淡路恵子の『父子草』(67)、京マチ子、山本富士子の『夜の蝶』(57)などを続けて見る機会がありましたが、その時代に現代劇として作られたこうした作品に記録された当時が懐かしい風景に感じられます。環境は違いますが、同じ空気を吸っていたからでしょうか。そして、女優さんがきれいなこと、身のこなしが美しいことも共通です。
2019-07-15 Mon 09:33 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
今だとこういう作品の良さがわかるかもしれませんね。
小学生の頃は、こういう作品は子どもは見ないし(監督や俳優の名前は有名なので、作品があることは知っていましたが)、中高生になってからはもっぱら洋画専門で、美人と言えば、ヘップバーンやグレース・ケリーやソフィア・ローレンのことであると思っていました。
2019-07-15 Mon 19:31 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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