2019-06-12 Wed 00:00
6月10日は時の記念日ということで、みゃおさんと玉青さんによる「時の話題」をご紹介しておく。
・ほんのり光房:時間という摩訶不思議なもの ・天文古玩:金色の天文時計 ・天文古玩:銀色の天空時計 ![]() →NEWSつくば:令和に響け 土浦で伝統の「刻の太鼓」 |
「時間の原点」、「キログラムの原点」というのはおもしろい着眼だと思います。
現在の普通の物理学では、相対性理論があるので、時間の原点は人によって異なる(より正確には固有時が観測者によって異なる)ことになり、普遍的な原点の定義はできません。具体的な原子時計のシステムで定義するしかないでしょう。これならかつてのキログラム原器と同じような感じです。しかし、今に、宇宙のどこかに普遍的な時間原点を求められるようになり「宇宙時間」が定義できるようになるかもしれません。 質量の原点ゼロの定義も案外難しいかもしれませんね。新しい定義では、物質粒子が1つも無い状態の静止質量がゼロということになるのでしょうか。質量はエネルギーの差と考えれば、原点は不要かもしれません。
2019-06-12 Wed 07:40 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
玉青さんの銀時計、スッキリしたデザインで素晴らしいですね。自分ももしお店で目にしたら買ってしまうかも。金時計は…うーん(笑)。金閣寺を目の前にしてお腹いっぱいになる、あの感じです。
S.Uさん> そうなんですよ、相対論考えると固有時がずれるから一意に決められなくなるのかなぁと思ったんです。 A:絶対的な時間0とは「時間がない」「測定できない」「永久に変化がない」といった状況。 B:絶対的な時刻0:00とは誰から見ても一意に定められた時間軸の一点。 Aはちょっと横において、Bは何らかの方法で「どこかの時空に原点(絶対原点)を定め」て、「その時空に対して個別に運動してる時空の単位系を定義する」ことが相対論の影響も含めた絶対原点に対する時刻を定めることと同義なのか?という疑問が湧きました。 > 質量はエネルギーの差 なるほど、確かに。つい原子とかクォークとか「モノ」で考えてしまいがちですが、エネルギー差がゼロと考えればしっくりきますね。 みゃおさん、
>相対論の影響も含めた絶対原点に対する時刻を定めることと同義なのか? 考えてみました。 絶対原点を宇宙の重心系として、それが慣性系であったならば、宇宙の重心は、誰から見ても同じところだし、慣性系なら、それを基準にするのも悪くないと思います。しかし、宇宙は膨張して地平線問題もあり、重心がたまたまブラックホールの中だったりするとどうしようもありません。 一般相対論を考えると、基準点と観測者の居住点の間の空間がゆがんでいたり、ポテンシャルが違っていたりすると、時空の変換が定義できるとしても、実際の決定は難しいかもしれません。 >原子とかクォークとか「モノ」で考えてしまいがち 物質もまた、電磁気や重力を感じたり、ポテンシャルエネルギーによる質量のずれが生じるので、定義は絶対ではありませんね。真空中で定義するにしても、質量の元は、真空中にある場の凝縮によるもので、相転移で変わるものです。
2019-06-12 Wed 18:14 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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