2019-05-08 Wed 00:00
![]() ![]() [註]グラフを作成した担当職員の退職でリンクが切れている模様。 これまでにかんむり座R(R CrB)の長期減光を取り上げた主な過去記事一覧: →変光星かんむり座Rの減光(07年7月24日) →かんむり座R 死んじまったわけじゃあんめーな(08年10月26日) →かんむり座R(R CrB)の現状(09年3月21日) →かんむり座Rの変光のしくみ解説(09年4月15日) →かんむり座R(R CrB) 史上最も暗いらしい(09年7月22日) →かんむり座R(R CrB) 最近の光度曲線(10年2月21日) →R CrB 復光のきざし(11年7月5日) →かんむり座R(R CrB) またしても増光停止か(12年6月21日) →かんむり座R 観測シーズン終了近くになって変化の兆しか?(12年9月29日) →かんむり座R 順調(?)に増光(13年4月10日) →かんむり座R(R CrB)の増光過程にまたまた波乱(13年6月6日) →かんむり座R 大幅減光後もダラダラ減光が続く(13年8月11日) →かんむり座R このまま行くと最低光度を更新かも(13年9月23日) →かんむり座R 長期減光7周年の4ゾロ(14年7月7日) →ひと月ぶりのかんむり座R(R CrB)(14年8月7日) →気になるかんむり座Rの光度変化(14年8月8日) →R CrB 順調に増光中(14年9月21日) →復光するのかも(14年9月30日) →かんむり座Rは8等台半ば(14年10月17日) →かんむり座Rは減光へ転じたのか(15年4月14日) →R CrBの7等大返し(15年4月17日) →かんむり座R(R CrB) 潔く急速減光を始めたみたい(15年6月12日) →暗くなるかんむり座R(R CrB) 明るくなるV404 Cyg(15年6月18日) →かんむり座R(R CrB) 次の一手は?(15年12月7日) →かんむり座Rは増光ステージへ(16年6月25日) →かんむり座Rは減光基調らしい(17年4月19日) |
これ、見方によっては、2009年以降、短時間の変動(といっても3年くらいの規模だが)はあるものの「ずっと回復基調にある」ともいえますね。周波数分析するとそうなると思います。
ただし、真面目に周波数分析すると、2007年の急激な減光ですべてが始まっていることが理解できません。周期的現象ではなく、爆発と拡散のような現象なのでしょうが、なんで今回に限り回復が遅いのでしょうか。拡散では理解できません。
2019-05-08 Wed 10:30 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>2009年以降、短時間の変動(といっても3年くらいの規模だが)はあるものの「ずっと回復基調にある」ともいえますね。
この12年間に何度も復光仕掛けましたが、短期的に見ると過去の復光時の曲線に似ていると感じます。復光のメカニズムは変わらないのに、途中で腰を折られる別要因が加わっているのでしょうね。 https://blog-imgs-128.fc2.com/k/a/s/kasuten/1905102.gif
2019-05-10 Fri 16:01 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>過去の復光時の曲線に似ている
形は似ていますね。しかし、今回は復光に10年くらいかかっています。ところが、これより短い復光が過去には多く、最近の「大返し」からのそれもそうですが、半年でだいたいそろっています。これが本来の復光のタイムスケールといえます。この中間が1966年にあって1年半くらいかかっています。 復光が煙の拡散のようなものならタイムスケールがそろっているのが当然だろうと思います。毎回減光幅は似たり寄ったりですから、毎回似たような物資と規模のはずで、そもそも拡散速度は、風でも吹かぬ限り、ミクロな運動速度で決まるので、煙の大きさにはほとんどよらないはずです。煙が大きいからしばらく曇ったままということは理解できても、晴れかけると一定の速さで晴れるはずで、ゆっくりゆっくりと晴れるというのは理解できません。 ゆっくり晴れるのは、同時に曇らせるほうの勢力も存在しているとしか考えられません。しかし、減光のほうも、普段は突如爆発的に暗くなるのに、ゆっくり暗くなる成分があるというのはさらに理解できません。 おかんむりでアールさんは本当に理解できぬお方です。
2019-05-11 Sat 09:24 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
変光の光度幅が一定、(今回は途中に変則パターンが何度も入りましたが、ほとんどの場合は)減光や増光のパターンが同じ、といった規則性がある有名な変光星なのに、メカニズムの合理的な説明がまだなされていないのが不思議です。
2019-05-11 Sat 10:23 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>メカニズム~不思議です
物理や工学のセンスでは、エントロピーが増える方向の過渡現象(あるいは崩壊現象、緩和現象)における時定数 τ(ギリシア文字タウで表される場合が多い)は、多くの場合、ミクロなメカニズムで決まっていて、現象の機会や規模によらない固有の定数になっているように思います。 ここでいうミクロなメカニズムというのは、分子運動とか、コンデンサなどの素子の特性とか根本になっている要素の性質です。したがって、複数の時定数があるならば、それは、程度や規模問題ではなく、複数の根本的メカニズムがあると推定されます。 拡散だけではなく、星の表面と雲との相互作用とか、連星だったら、エネルギー供給側の変化などを考えたくなります。
2019-05-12 Sun 08:21 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
食変光星、脈動変光星、激変星などはそれなりに視覚的なイメージを持てますが、R CrBのイメージ図については描かれたものを見たことがありません。どこかにあるのかなぁ?
2019-05-13 Mon 23:39 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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