2019-04-21 Sun 00:00
この前、歌に合うように磯節の楽譜を修正したことを書いた(→磯節弾き歌いへの道が開けたかも、、、)。その後、修正した楽譜で歌を歌いながらぽろんぽろんとやっている時に、弾き歌いへ向けていくつかのアイディアを思いついた。
(1)間引き弾き 磯節の弾き歌いがなぜ難しいかを考えてみるに、それは、難しい節回しのところで、節とまったく違うリズムでまったく違う音階を鳴らさなくてはならないからなのだ。逆に言うと、節回しが優しくて音階が一致しているところはそれほど難しくないということになる。そこで、まずは、歌える音だけピックアップしてそこだけ弾けばいいじゃないかということに気づいた。つまり間引き弾き。音は少ないが、これだけでも弾き歌いっぽくなる。まったく弾けないよりも余程楽しいはずだ。 ![]() 次に、間引き弾きに慣れてくると、少しずつ間引いたところを埋めることができるようになってくる。その時に、増やしていく音は極力小さな音で鳴らすのがこつだ。耳から音が入ると歌が乱れるので、自分の声でかき消される程度の音量で弾くこと。この練習をして無意識で弾けるようになると、歌に集中しても弾き歌いになってくる。付け加えると、三味線って結構音が大きいので、三線の方が歌に集中しやすいという利点があることにも気づいた。そして、山中節のときもそうだった様に三線での磯節も悪く無いのだ。 (3)合体ではなく、できるところから足していく 少し練習すれば、歌だけならば歌える、三味線だけならば通しで弾けるくらいにはなる。それは、上のリンクに書いた通り。普通は、これらを同時にできるようにしようと考えがち。自分もそう思っていた。だが、その方法で進もうと思っている限り到底弾けるようになる日、なった自分を想像することはできない。ところがここで、今回最大の発見があった。その順番ではなかったのだ。歌はしっかり歌える方がいいが、通しで三味線弾けたところで弾き歌いにはつながらないということに気づいた。三味線は、特徴的な指遣いのひとまとまりを無意識でも指が動いて弾けるかどうか、これがポイントなのだ。例えば、「444ハ6 40.4」とか「444ハ6 4ハ404」などの指使い。最初からこういう装飾音すべてを入れて弾こうとするから難しいのであって、(1)(2)の様に音を選んで始めれば、直ちに弾き唄いへの道が開けてくる。様な気がしている。 |
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