33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『ちば見聞録』にめら星伝説登場
2019-03-17 Sun 00:00
1903091.jpgチバテレビが作っている『ちば見聞録』はネットでも過去の放送を見ることができる。20分ほどの放送時間なので朝食の時などに気軽に見られる。
今朝、館山の番組(#037「押送船と布良星伝説」)を見ていると見覚えのあるバス停が目に飛び込んで来た。「カノプス めら星」。北尾浩一さんが『天界』に連載している「天文民俗学試論」でおなじみの星の名だ。北尾さんは「メラボシの「メラ」イコール千葉県館山市の「布良」ではない。」と断言している。確かに、布良の人が布良から見える星に「めら星」とつけるとは思えない。もっと広域(北限は北茨城市平潟乃至大津)に使われているカノープスの呼び名が、布良でも使われているということだろう。
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この記事のコメント
>布良の人が布良から見える星に「めら星」とつけるとは思えない
 昔の人でも、星が遠いところにあるものであることは知っていましたので、近所の地名をつけることは考えにくいですね。ただ、西日本の京都沿岸か瀬戸内海かで比較的近所の名前をつけた例外はあったように思います。(どこかは調べないと思い出せません)

 しかし、「布良の漁師が遭難死して星になった」というような伝説が、何らかの方法で関東全般に伝えられたならば、それで「めら星=布良星」と呼ばれるようになる可能性はあるように思います。また、伝説を仲介するならば、隣の村の事件でも、隣村の地名が星の名前になることはあると思います。


 ところで、「日本ハーシェル協会」のサイトで、協会の飯沢氏の講演の紹介

 〇展示解説(「七宝焼きで描く星たち」)
  (4月14日(日)①11:00~②14:00~、講師:飯沢能布子氏)
 
 とともに、北尾氏の講演

 〇講演会「日本の星の名前」
  (4月21日(日)13:00~、講師:北尾浩一氏)

が紹介されています。場所は、東大和市立郷土博物館です。多摩のほうでも、カノープスの和名はありますか。
2019-03-17 Sun 07:46 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>多摩のほうでも、カノープスの和名はありますか。
 北尾浩一さんの『日本の星名事典』では、東京内陸では拾われていません(八丈島、三宅島にそれぞれ1件ずつ)。
2019-03-22 Fri 00:16 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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