2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
四つ手網でチェレンコフ光を掬う
2019-01-14 Mon 00:00
1901081.jpg・Astronomy Picture of the Day:HESS Telescopes Explore the High-Energy Sky
 ナミビアで操業しているH.E.S.S.観測所(The High Energy Stereoscopic System)の測定器は、さながら魚を捕る四つ手網を思わせる形をしているが、これは魚の代わりにチェレンコフ光を掬い採る装置らしい。[写真は動画一場面のスクリーンショット]
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この記事のコメント
これは、宇宙でもっとも波長の短い光の観測をする望遠鏡の一つですね。10TeVまでのガンマ線エネルギーを測れるとして、その波長は、約1×10の-22乗メートルとなります。検出器と比べると、とても小さいですね。我々の光学望遠鏡では、10cm~1m内外で、とらえる波長は500nm くらいです。

 漁業でも、カツオやカジキは竿1本で釣り、イワシやオキアミは巨大な網で獲りますが、これも同じですか??
2019-01-14 Mon 09:18 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>イワシやオキアミは巨大な網で獲りますが、これも同じですか??
 それこそS.Uさんのお得意、小さいものほど大きな測定器(加速器)が必要になるというのと同じで、科学における、観測対象と測定器の関係には、「オキアミ漁の法則」があるのですね。
2019-01-15 Tue 14:27 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
 宇宙線は、魚と違って、(波長の)小さいものが大きいものより自然界に数が少ないので、そのために、測定器が大きくなっているという理由もありますね。

 それでも、小さいものほど大きい道具で漏らさず精密に捉えるという「オキアミ漁の法則」は、成立しているように思います。
2019-01-16 Wed 08:14 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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