33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
唐十郎の戯曲を読み直してみたくなった
2018-05-11 Fri 00:00
1804301.png9年前の5月に唐十郎の芝居を始めて見に行った。
 →劇団唐組水戸公演『黒手帳に頬紅を』

そこに書いたように、通っていた杉並区の高校の北門を出たところにはバカパンと呼ばれ我が校同窓生から親しまれていたパン屋、その隣に唐十郎の自宅兼稽古場があった[右図黄色矢印の所だったと思う]。唐十郎のことを教えてくれたのは演劇部の顧問をしていた芝居好きの英文法担当の川合好彦先生だった。英語が苦手な自分でもシェイクスピアなどの演劇についての雑談だけは聞いていて楽しかった。そのころ、芝居に特段の興味を持っていたわけではなかったが、そのようなきっかけがあったので、唐十郎の戯曲を読み始めることになった。

1805071.jpg当時すでに『少女仮面』が角川文庫に入っていた。『盲導犬』以降は刊行の度に買い足していった。
 少女仮面 ジョン・シルバー
      少女仮面
      少女都市
 盲導犬  盲導犬
      海の牙 ー黒髪海峡篇ー
 滝の白糸 唐版 滝の白糸
      由井正雪
      ガラスの少尉
 吸血姫  吸血姫
      愛の乞食
 煉夢術  煉夢術
      24時53分”塔の下”行は竹早町の駄菓子屋の前で待っている
文庫本以外で読んだのは、『唐版 風の又三郎』、『二都物語』、『夜叉綺想』などだったと思う。この中でもっとも新しい作品は「唐版 滝の白糸」(1975年)だから、私が読んでいるのは唐作品の極めて初期の作品に限られていることになる。
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この記事のコメント
かすてんさんは、演劇部にはいってらっしゃいましたか? 高校の時は、演劇がけっこうはやっていましたね。文化祭の出し物の花形でした。また、あの頃は、同時代の作家の新作をけっこう読んでいました。
 
 私は、その後、その道の趣味から遠ざかってしまいましたが、最近、以前から好きだった、井上ひさしの円熟期以降の戯曲を読んでいます、唐十郎も読んでみたいです。イチオシのお薦めはありますか。
2018-05-11 Fri 07:12 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
私は演劇部には入っていたわけではありませんでした。ああいう大げさな演技を自分でやりたいとは思いませんでした。川合先生の話を聞いて、さっそく角川文庫の『少女仮面』に入っている「ジョン・シルバー」、「少女仮面」や単行本『唐版 風の又三郎』を読んでみましたが、内容がぶっ飛んでいてはっきり言って何が何だかわかりませんでした。よくわからないけど何か惹かれるものがあったと見えて、いつか本物の紅テントを見てみたいと思いながら、しばらく読み続けました。その希望は、浪人生活と大阪での生活によって途切れましたけど。
唐十郎のイチオシ、なんでしょうね。私が知っているのはごく初期の作品ばかりなので全体からお勧めできるものではありませんが、自分も「ジョン・シルバー」、「少女仮面」、『唐版 風の又三郎』などを改めて読み返したいと思っています。ただ、井上ひさし作品などとは違って、おそらく読んだだけでは舞台を想像するのは難しいかと感じます。
2018-05-11 Fri 08:39 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>唐十郎のイチオシ
 そうですか。けっこうぶっ飛んでいるのですね。舞台鑑賞向きですね。あまりそういうのは見たことはありませんが、美術的な舞台でしたら見てみてもいいかなと思います。
2018-05-11 Fri 19:08 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
読むだけでも楽しめる戯曲ってありますね。一方で、見ないと楽しめない戯曲もあります。唐十郎の場合は生で見て楽しむ戯曲というのが適当かもしれません。舞台の音声がYouTubeで幾つか公開されていますが参考程度でしょう。『ジャガーの眼』はTV放映されたものがYouTubeにあって、舞台を見られるものとしては貴重かもしれません。
2018-05-12 Sat 08:39 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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