物理学書の月報は珍しいですね。普通は、月報から先に捨てますね。
この講座本は、湯川博士(1981年没)の最晩年に近いものなので、湯川博士著の月報記事があれば値打ちものかもしれません。
2018-04-22 Sun 10:43 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>湯川博士著の月報記事があれば値打ちものかもしれません。
探してみたところ、湯川先生は書かれていませんでした。でも、戸田盛和、砂川重信、高林武彦、小出昭一郎、小林稔、今井功、山内恭彦、町田茂、並木美喜雄、益川敏英他、錚々たる方々です。珍しいところでは、第1巻『古典物理学 I』の付録に中野主一「彗星の軌道計算と予報」があります。
2018-04-22 Sun 13:06 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
当時、現役で大発見をされていた先生方が書かれているのですね。この時代の中野主一氏がアカデミズムの物理界に知られていたのは面白いです。
2018-04-22 Sun 14:51 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
益川敏英氏の「素粒子物理学の近況」は、6種(以上)のクォークのセットを予言した小林・益川模型が1973年に発表された5年後、ボトムクォークが見つかった翌年、トップクォークが見つかる17年前という時点で書かれたもので、自分が学生だった時代の最先端物理学ですら、もはや「古典量子力学」「古典素粒子物理学」と呼ぶべきかもしれません。
2018-04-23 Mon 13:57 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>自分が学生だった時代の最先端物理学ですら、もはや「古典量子力学」「古典素粒子物理学」
今は「標準理論」のひと言で片付けられるようになってたいそう楽になりました。1970年代後半は、それ以前の素粒子場の理論、クォーク模型理論、電弱統一理論、量子色力学、全部ばらばらに平行して走っていました。 あんまりスッキリするのも頭が考え方が固定化してしまう心配があるので問題かもしれません。やはり、古典時代に学ぶことを忘れてはいかんでしょう。
2018-04-23 Mon 19:39 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>あんまりスッキリするのも頭が考え方が固定化してしまう心配があるので問題かもしれません。
整理されていない時代に学びはじめ、整理される過程の時代に研究生活を過ごしてきた人は、まずは混沌ありきから始められたという点で幸せだったのかもしれません。もちろん、標準理論以外にも未整理な問題はいくらでもあ流のですが。
2018-04-23 Mon 21:00 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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