33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
評価内容を公表して、評価内容の評価を受けよ
2018-04-11 Wed 00:00
・中村祐輔:これでいいのか、日本の研究費制度;評価者を評価せよ!
 能力がない者が下した評価に従わざるを得ない状況はこの国の未来を閉ざすことは誰の目からも明らか。そういう状況が続く事を誰が歓迎いているかを考える必要があるのだろう。
別窓 | 大震災・原発・社会 | コメント:3
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この記事のコメント
>能力がない者が下した評価に従わざるを得ない状況
 これは遺伝子治療学界で特にひどい状況なのでしょうか。
 こういう問題がこの学界で多いように思います。
 他の研究分野からみたら迷惑なことではないかと思いますけど、どうなんでしょうか。
2018-04-11 Wed 06:45 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
大学入試問題での大学側の失態が続いていますが、まぁ一般的には大学の教官のレベルを社会が信用しているので、受験生を評価する過程を公表しろとは言われない。しかし、研究評価となるとお互いに同格者同士でしょうから、評価内容を公表して、評価内容の評価を受けるのは、公正な評価を保証するための当然のプロセスだと感じます。
2018-04-12 Thu 00:02 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>研究評価
 研究評価といった場合に2種類あって、「過去の(成果の出ている)研究の評価」と「将来の研究計画の評価」があります。

 過去の研究の評価は、けっこう難しく、一応成果が出たものでも、今後の発展や応用の可能性は無限にありますから、現時点で、あまり意味のある評価は出来ません。だから、論文の本数や引用数で評価することになりますが、将来については、そんなものが株価予想ほどの意味も持たないことは誰の目にも明らかであろうと思います。でも、そのくらいで仕方ないとあきらめ、将来の歴史評価にゆだねてこれは収まるものです。

 収まらないのは将来の研究計画の評価で、これは予算配分に関わってきて、予算ぶんどり合戦の材料ですので、簡単にはすみません。でも、過去の研究の評価すら難しいのに、将来の研究の評価などできるはずがありません。でも、合戦は勝負をつけないといけないので、「研究の将来性」という誰にもわかるはずのない怪しげな議論をでっちあげて予算配分をします。本当は、研究の将来性がわかっているような研究は、合戦の対象にする必要はないし、研究は一本道で多額の予算もかからないものですから、ちょっと矛盾した話です。

 誰にもわからない「研究の将来性」の評価について、多数の研究者の合意が得られれば問題なし、意見が衝突すれば不満が出るということになりますが、研究者が違えば評価が割れるは仕方ないことなので、不満が評価者の能力不足だとまで言われることはないと思います。

 私の結論としては、不正や不満が出るような業界は、「研究の将来性」について学問的な立場から評価が行われず、恣意的に私利私欲で評価がなされているのではないかということです。そうなると、そういう援護者を持たない人は、不正をしてでも、派手に学問的に注目を惹こうということになるのではないでしょうか。いくら難しくても(無理でも)、学問的立場から評価していない学問業界はそういうことになると思います。
2018-04-12 Thu 06:59 | URL | S.U #vA7m9YNQ[ 内容変更]
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