
1983年、写研入社直後の休日に、武蔵野の自宅から職場近くの成増まで、自転車を漕いで旧川越街道沿いの桶屋さんまで木の手桶を買いに行ったことを当時の日報に書いた。それを読んでたいそう面白がってくれたN部長から、社内報に何か書きなさいと言われ、「武蔵野・野火止・平林寺」と題した短い紀行文を書かせてもらった。そのことをFさんにお伝えすると、早速過去の資料の中から見つけ出してコピーを送って下さった。こりゃ懐かしい!文章は私の著作物だから公開しても問題無いと思うが、文中に歌の歌詞を多用しているので今時はJASRACから使用料でも請求されたらばからしいので非公開にしておく。当時はそんなことを心配して萎縮する者などいなかった良い時代だった。同期の顔もかなり思い出してきた。みなさんどうしていることやら。ただ、そうした懐かしく楽しい思い出ばかりではなく、自己都合退社の私が途中で放り投げてしまった仕事をフォローする羽目になったチームの先輩、後輩への申し訳なさも同時に思い出すことになって胸がちくちくしている。