2017-03-31 Fri 00:00
3月27日の朝、栃木県高校体育連盟が主催した春山登山講習に参加した40人の生徒が雪崩に巻き込まれ、大田原高校の生徒7人と教員1人が死亡するという痛ましい事故が起きた。自分は登山はしないが、顔が浮かんで来る知り合いの登山家たちはこのような時どの様な表情をされているか、と考えてしまう。
・【事故調査】170327那須岳雪崩事故・速報 事故の状況を調べた日本雪崩ネットワークの速報。 →日本雪崩ネットワーク ここが公開している雪崩死亡事故の実態〜過去25年間(1990/91-2014/15)のデータから〜の締めの言葉「レクリーエーションにおける典型的な雪崩死者:「経験ある」と表現される熱心な山岳ユーザー」は、事故後の会見を聞く限り、教訓として生かされていなかった様に感じられた。 ・那須の高校生雪崩遭難事故の登山の立場からの検証 ・雪崩ビーコンの使い方。雪崩捜索の手順 ・雪崩に「伏せろ!」は間違い ではどうすればいいのか 医師で山にも詳しい山形県在住の友人は、以前より雪崩事故防止講習会の講師の一人として医学面から救助技術の普及に努めている。現場には医師はいないのが普通なので救急医療の知識は必要だと思うが、これを読むと巻き込まれてしまうと自力脱出は困難な様で、当たり前のことだがやはり雪崩の危険地帯へ踏み込まないというのが最大の対策なのだろう。 |
痛ましく悲しいです
本当に、痛ましく悲しい事故だと思います。
比較的安全な樹林帯であっても、上部の木のない斜面から雪崩を食らうケースは過去に沢山の事例があります。 降雪中や降雪直後はかなりの雪崩の発生頻度が高く危険なのは周知の事実です。 おそらく、ゲレンデのすぐ近くということで引率された教員に油断があったのかなと思ってしまいます。 もし、ゲレンデが近くに無かったら、同じ場所を登ろうとはしなかったと思うし、万が一登ったとしても降雪状況や地形図で判断してもっと慎重にルートファインディングしたのではないかと思います。 ヒガラさん、お久しぶりです。
そうでしたね、ヒガラさんも山の人でした。雪山経験のある人からすると、ありえない事故なのでしょうね。
2017-04-01 Sat 13:01 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
私は、雪山の安全についてはさっぱりわかりませんが、訓練の実施が決定されたことは、よくある思考の罠だったように思います。
・天候が悪いので、登山は危険である。 ・ゲレンデの近くでラッセル訓練をするのは、それよりも安全である。 ・まっすぐな斜面よりは、尾根っぽい林のところのほうが雪崩はより起きにくいだろう。 ということだったように感じました。 この考え方では、一番、二番の危険は回避できたとしても、三番四番の危険に捕まってしまいます。一番二番でも三番四番でも、実は起きる確率に大差はなく起こってしまえば被害は同様に甚大です。相対的な選択ではなく、絶対的な安全ラインの設定があらかじめ必要なケースだったのではないでしょうか。
2017-04-01 Sat 15:27 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
責任者の会見や過去の実施内容や慣例による省略部分や現場の状況などを見ていると、危険箇所や落とし穴だらけに感じられます。計画に危険が多くても、過去に事故は起こっていないので、感覚が麻痺して、ひとつひとつは危険と感じられなくなっていたのではないかと感じます。
2017-04-02 Sun 07:22 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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