2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
石田五郎『天文台日記』
2008-02-11 Mon 00:03
20a1b.jpg この前、ふくださんが「快曇」のことで石田五郎さんの『天文台日記』を紹介していた。これは私にとっても懐かしい本のひとつ。この本は1972年に「ちくま少年図書館」シリーズとして刊行された中の1冊。岡山天体物理観測所での仕事の様子を子供向けに書いた石田五郎さんのこの本は、星の解説書でなく、天文学者・研究者の日々の仕事を紹介する内容だったので、他の本とはちょっと異なった印象を持った。この本は私が子供なりに研究職への具体的な夢を描いたきっかけだったかもしれない(その夢は破れたが)。
 届いたばかりでまったく読んでいないが、36年前の印象と今の印象とどれほど違っているか、読後感はまた後日。
[写真は『天文台日記』初版本の表紙:ブログ「天文古玩」より]

 『天文台日記』 石田五郎 中公文庫 2004年 1000円

080210.jpg今夜の観望:久しぶりに望遠鏡をセットしてホームズ彗星を狙ったが、場所が全く分からず当てずっぽう。我が家ではかなり以前からほとんど写らなくなっているのでこんな端っこではまったく無理。ま、カノープスを一瞬見たので良しとしよう。
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この記事のコメント
「天文台日記」これは懐かしいですね。
私も子供の時に読んで刺激を受けました。
当時の本は処分して手元にはないのですが、3年前くらいに文庫本で出ているのを入手して読み返したものです。
2008-02-11 Mon 00:36 | URL | Smy #-[ 内容変更]
ご本
こんばんわ、ももで~す。
その当時(石田さん現役のころ)は、観測といえばまだ星と向きあっていた様子が伺えますね。
恒星のスペクトルを得るのに、乾板で撮影。そのガイド(トレーリング作業)のためにドームの中で北風にさらされながら・・・
「クーデ極楽、ニュートン地獄」というように。
今は完全分業。
観測といえども、キーボード操作で事足りる。
(ほんとかな?)
理屈で解明する天文学。
それもいいですが、実際に星と向き合えるアマチュアであることも幸せのひとつかもしれません。
2008-02-11 Mon 02:07 | URL | もも #-[ 内容変更]
Smyさん、おはようございます。
 私も処分してしまっていたので文庫本を買いました。カバーの袖にある石田さんの写真は年をとってからのものだと思うが、私が知っているのはもっと若い頃の青年石田五郎。

ももさん
 ももさんが言われるようにこの本に書かれていたような天文学者のイメージは今では大きくかわってしまったことでしょう。そういう星とのつきあい方を楽しみたかったのだから、アマチュアでいるままで良かったんかもしれません。
2008-02-11 Mon 07:04 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんにちは
かすてんさんは凄いですね~かなりの天文書を鑑賞されて居たのですね~おそれ入ります^^;。

今日の 天気は~青空見えてますか??
こちら天頂から南は薄雲が広がってます~太陽に 微小黒点が出て居る様ですが発見出来ません~^^;、
かすてんさんの場所迄行きたい心境です~(笑)。
2008-02-11 Mon 12:01 | URL | ☆はごろも~* #j2KS4BfU[ 内容変更]
☆はごろも~*さん

>かなりの天文書を鑑賞されて居たのですね~

 天文書ですからねぇ、「鑑賞」?というほどのものではなかったと思いますよ。今のように溢れんばかりの本は無かったので、お気に入りを図書館で何度も借りて読んだり、天文ガイド別冊は可能な限り買っていました。

 今日は天気がいまいちですね。午前中は仕事でしたが帰宅後昼食を終える頃から雲が覆ってきました。お近くですからぜひ遊びにきてください。そのときには左上プロフィールにあるアドレスまでご連絡ください。
2008-02-11 Mon 13:41 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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