2017-02-15 Wed 00:00
・宇宙誕生の謎、有力仮説覆す 京大理学部20人卒業研究
・宇宙誕生は「大爆発/ビックバン」ではなかった可能性も考えられる ・ビッグバン元素合成研究に残る最後の重要核反応確率を初測定 宇宙は膨張していないとか、重力もダークマターも実在しないとか、科学の常識のように思われている部分に突撃するような話題が目白押しで、閉塞感を感じている暇もないのはいいことだ。 |
>閉塞感を感じている暇もないのはいいこと
それもいいことですが、こういう地道な実験で、宇宙の根本的な理論の中枢部に挑むことができるということがすばらしいです。科学というものはこういうふうに構成され、研究されなくてはいけないと思います。それに参加できた4年生の学生さんたちはとても幸せだったと思います。 でも、ビッグバン理論の本命の説明は、背景輻射と大域構造なんですよね。元素構成やダークマターは個別の物質の問題ですから、物の置き換えで済む話であって中枢を倒すほどのことはないのではないかと思います。
2017-02-15 Wed 07:14 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
城攻めも、守る方は虎口が突破されたら枡形で食い止め、突破されたら三の丸、二の丸、本丸と防御を強化してと考えますし、正攻法ではそのルートで攻めてそれなりの成果と被害を出すのでしょうが、時には素晴らしいアイディアと技術を磨き、いきなり天守閣に大砲をぶち込むこともできるという話ですね。違うか。
2017-02-15 Wed 10:57 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
城攻めですか。これは興味深いですね。
「ビッグバン理論」は、確かに本丸、天守閣に強固な防御があるので、方法は別にして、最終的に防御を崩して攻め落とす必要があると思います。大砲が有効かどうかはわかりません。地道に石垣を崩し堀を埋めていくべきかもしれません。 一方、「ダークマター」は、自前の防御施設は銀河回転くらいで、あとは、ビッグバンやら素粒子理論やらの同盟関係に頼っている部分が多いかもしれません。同盟強国が自国防衛のために政策変更すると、一挙に基盤が危うくなったりして・・・ ただし、ダークマターは、攻める方も地道に攻めないと、ダークマターは追い出したが、さらに訳のわからぬ闇組織の用心棒みたいなのが居着いたりして、何をやっているのかわけがわからなくなる危険があります。
2017-02-15 Wed 12:36 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>ダークマターは追い出したが、さらに訳のわからぬ闇組織の用心棒みたいなのが居着いたりして、何をやっているのかわけがわからなくなる危険があります。
エントロピック重力理論はダークマターに依存しないとのことで魅力的ですが、進めていく間に結局別のパラメータが必要になってしまうのでは闇組織の用心棒というか泥田堀に引きずり込まれてしまいます。
2017-02-15 Wed 20:53 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>泥田堀
物理学や宇宙論の「新理論」を考えたという人が、「○○理論は間違っている。△△などということは考えなくてよい。」という理論を提唱することがしばしばありますが、既存の観測や別の理論との整合を考えると、△△以上に考えにくいことを考えさせていることが多いです。また、現在の観測技術で証明できない理論が多く、当面の研究の進展の助けにならないという問題もあります。 でも、どちらを考えにくいと思うか何が意義があると思うかは、人それぞれの主観であり経験にもよりますから、何とも言えません。宇宙の真理は、人の主観や経験とはちょっとはずれたところにあるようです。泥田堀で経験を積みながら進むのが正しい道のこともあるでしょう。「ちょっとはずれた」のこの「ちょっと」というのが微妙なように思います。
2017-02-16 Thu 07:09 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>現在の観測技術で証明できない理論が多く、当面の研究の進展の助けにならないという問題もあります。
観測技術の限界によって物理学の進展はしばらく停滞(鈍化)せざるをえないのでしょうか?そうなるとますますダークマターを必要としないエントロピック重力理論が魅力的に見えてきます。 >宇宙の真理は、人の主観や経験とはちょっとはずれたところにあるようです。 このちょっとに糸口を見つけられるのが優れた自然科学者なのでしょう。
2017-02-16 Thu 17:29 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
> 観測技術の限界によって物理学の進展はしばらく停滞(鈍化)せざるをえないのでしょうか?そうなるとますますダークマターを必要としないエントロピック重力理論が魅力的に見えてきます。
現時点では、まったく逆ですので心配いりません。ダークマターは、宇宙線でも加速器でも天体観測でも宇宙論でもどこからでも攻め放題の花形ですから、あと数十年は大丈夫でしょう。 問題なのは「エントロピック重力理論」のほうです。どうしたらダークマターが「無いこと」が実験的に測定できるのか(「エーテル」を否定したようなアイデアがあるのか?)、どうして宇宙空間のエントロピーを測るのか、ちょっと見当がつきません。こういう理論はあって悪くはないんですが、どうしてもダークマター探しよりも後回しになってしまいます。ダークマターがどうしても見つけられなかったらその時に考えればよいと。 > このちょっとに糸口を見つけられるのが優れた自然科学者 私はこの点で優れていないので、むしろここに疑いを抱いて、自然科学研究者以外の文系の人、芸術家、実業家の人からとっかかりとなるアイデアを盗むべく、いろいろ質問をして回っています(?笑)。
2017-02-17 Fri 12:09 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
ダークマター・・・
ダークまたー でしょうか? 観測技術に限界はつきものです。 技術や機材の発展によっては新しい発見があるかも。 2008年9月1日に25cmシュミカセでミラの極小時を見たら伴星が見えました。主星よりも0.5等暗かったです。 が、色はオレンジ色で青い伴星ではなかったです。撮影しようにも眠くて望遠鏡のバッテリーが切れたので 断念。9月4日には9月1日よりも見え方が悪いですが、オレンジ色の伴星が見えて撮影して画像処理を特殊な方法でやったらオレンジ色の伴星が抽出出来ました。ミラの伴星と同じくらいの距離角でミラの南中時と同じくらいに昇って来たペガサス座の5等級の重星を写したら見事に分離していました。 vsoljに報告して、K先生かM先生がvsnetに投げかけてもらえました。 その反応はMLに加入していないので他者から聞いた話では賛否両論で、反対派の人の1人は100インチの望遠鏡でUVで撮影したが、写らなかった。10インチで写るわけがない。大気差により二重に写った可能性もあるので、そうでないと証明できる画像があれば信用するでした。 私に言わせてもらえれば、伴星が何故かオレンジ色で紫外線の成分は少なくて、それで2.5mでのUV撮影では写らなかったと言いたいです。 その後もトライしましたが、伴星は暗くなっていたようで25cmでは見えない、撮影できないでした。 M先生に原画や画像処理した分などを送付して検証してもらいましたが、その後問い合わせた処、画像処理するソフトを作っているので今はお答えできませんでした。 その後返事がないのでたぶん認められなかったのでしょう。認められたら原画のaviファイルをDVDにコピーして送付して欲しいとメールが着たはずです。 もう100倍明るい望遠鏡かもう100倍感度の高いカメラがあったらなあと限界を感じました。 目で見た物が写らないもどかしさを惑星観測や重星の撮影で実感しています。 話しが本題から逸れてしまいすみません。 もう何年後かに夏場にミラの極小があります。その時がチャンスですが、母の事もあって薄明前に起きるか、薄明前まで起きているかのいずれも出来ません。 なんとももどかしい話です。 実視で見えたのを画像で証明するむつかしさを感じました。 研究者の方の中には同じようなもどかしさを感じていられる方もおられるのではと思います。 S.Uさん
>どうしたらダークマターが「無いこと」が実験的に測定できるのか これを証明しなくても、これまでダークマターがないと説明できなかった現象を、無しで説明できればいいというわけにはいかないのでしょうか? 中井さん 目の前に見えているのに、記録できないのはもどかしいですね。理論ではこうすれば捉えられるとわかっているのに技術が追いついていないのに似ているかもしれません。2008年9月4日に写ったのは大気の状態が抜群だったからでしょうか?
2017-02-18 Sat 00:14 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん
>これまでダークマターがないと説明できなかった現象を、無しで説明できればいい そうですねぇ。ダークマター好きの人は、「無しで説明できる」程度では到底納得しないでしょうから、「あると都合の悪い物的証拠」が必要ではないでしょうか。 ダークマターではないがダークマターの代わりになるようなものが宇宙に発見されたらダークマターが無い証明になりますが、それは物ではないはずで(物ならダークマターですから)、その概念物が客観的に観測にかかるかどうかの問題だと思います。ジュール、ヘルムホルツの「カロリック」否定、マイケルソン・モーリーの実験の「エーテル」否定などはうまくいった例です。 中井さん ここが、天体観測が物理実験と違って難しいところですね。恒星などの天体は、時によって、変光したり、自転で向きが変わったりするのがザラですから、ある時だけ見えてあとは見えないことがあります。物理の実験では、ダークマターも含めて時によって見えなくなることはありません。宇宙線による天体観測はその中間で、どちらのパターンもありますね。 恒星の明るさや色が変わっても、恒星を構成している質量がなくなるわけではないので、質量で観測できればいいんですけどね。
2017-02-18 Sat 07:21 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>「無しで説明できる」程度では到底納得しない
それは難題です。
2017-02-18 Sat 20:21 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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