2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
ポーランド民謡『森へ行きましょう』の歌詞
2016-10-04 Tue 00:00
ポーランドから友人が来るまで、いよいよ2週間を切ってしまった。その時は土浦で歓迎会をしたいと思っている。それに先立って参加してくれる方に『ポーランド基礎講座』のプレゼンを見てもらった。
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この中でも紹介したのだが、日本で知られたポーランドの歌として『森へ行きましょう』がある。日本語の歌詞はたわいもないものだが、ポーランド語の原詞はどうなのだろう。ということで、二木紘三のうた物語『森へ行きましょう(シュワ・ジェヴェチカ)』を参考に挙げておく。ネット上にはエロ傾向の動画も多いが、原詞の意味はエロという程ではない。もっとも、ネイティヴでないと分からない意味が含まれているのかもしれないが。ただ、エロではなくてもコーラス部分は今ならばストーカーだろう。

[追記]この事についての回答が戻って来た。この歌詞にはエロい意味はないが、他にエロバージョンもあるとのことだ。なので、この歌詞に関してはポーランド人の前で大声で歌っても心配ない。下にカタカナバージョンも作ったのでご利用ください。

 Szła dzieweczka do laseczka
Szła dzieweczka, do laseczka, do zielonego,
Do zielonego, do zielonego.
Napotkała myśliweczka, bardzo śwarnego,
Bardzo śwarnego, bardzo śwarnego.
(Chorus)
   Gdzie jest ta ulica, gdzie jest ten dom,
   Gdzie jest ta dziewczyna, co kocham ją
   Znalazłem ulicę, znalazłem dom,
   Znalazłem dziewczynę, co kocham ją.

Myśliweczku kochaneczku, bardzom ci rada,
Bardzom ci rada, bardzom ci rada.
Dałabym ci chleba z masłem, alem go zjadła,
Alem go zjadła, alem go zjadła.
(Chorus)

若い娘が森へ行った 緑の森へ
緑の森へ 緑の森へ
若い娘は狩人に逢った とても陽気な狩人に
とても陽気な狩人に とても陽気な狩人に

 どこに住んでるの お家はどこだい
 あの娘はどこにいるの 俺の恋する娘は
 通りを見つけたぞ 家を見つけたぞ
 娘を見つけたぞ 恋するあの娘を

いとしの狩人さん とても嬉しいわ
とても嬉しいわ とても嬉しいわ
あなたにバター付きパンをあげたいわ
でも私食べちゃったの でも私食べちゃったの

ポーランド語の歌詞の読みを無理くり日本語で書くとこんな感じだろうか。

 シワ ジェヴェチカ ドラセチカ
ワ ジェヴェチカ、ドラセチカ、ドジェロネゴ、
ドジェロネゴ、ドジェロネゴ
ナポカワ ムイシリヴェチカ バルゾ ヴァルネゴ、
バルゾ ヴァルネゴ、バルゾ ヴァルネゴ

 ジェイェスタ ウリツァ、ジェイェステン ドム、
 ジェイェスタ ジェフチナァ、ツォ コハアムヨン
 ズナラウェム ウリツェン、ズナラウェム ドム、
 ズナラウェム ジェフチナエン、ツォ コハアムヨン

ムイシリヴェチク コハナネチク、バルゾム チラダ、
バルゾム チラダ、バルゾム チラダ
ダワブイム チ フレバ マスウェム、アレム ゴ ズヤワ、
アレム ゴ ズヤワ、アレム ゴ ズヤ
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この記事のコメント
>ポーランドの歌として『森へ行きましょう』
 普通に考えて、「森へ行きましょう、娘さん」というだけで、まあ元はろくでもない考えの歌だろうと想像します。訳詞も工夫されていますが、現代日本の松茸山や杉林の農林業者ならともかく、昔のポーランドあたりの娘たちが集団で森に草刈りに行くというのも不自然です。でも、このメロディの出だしがややスローで一種情趣ある爽やかさを持っているのは歌詞に似合わぬ秀逸さです。
 
 原詩は案外単純なようですね。西洋語を学ぶには、動詞と前置詞が重要ということが最近わかったのですが、スラブ系言語は、名詞の格が前置詞のニュアンスを分担していて、これが通用しないように思いますが、正しいでしょうか。

 それから、ポーランドに関する私のお勧めとして、ビールのŻywiec(ジュィヴィェッツ)、これも秀逸です。それからショパンのピアノ曲のスケルツォ、なんというかネクラで健康的な力強さと繊細さがあってよくわかりません。
2016-10-04 Tue 20:07 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>原詩は案外単純なようですね。
 ただ、古語が使われているようで手持ちのポーランド語辞典ですと載っていない単語も多いです。

>スラブ系言語は、名詞の格が前置詞のニュアンスを分担
 他の言語は知りませんが、名詞の格は前置詞に支配されるので結果的に「前置詞のニュアンスを分担」してしまうかもしれません。

>ビールのŻywiec
 ポーランドビールでも今は美味しいものが出ているのですね。30年前はまずい国内産ビール、美味しいオランダ製ビールという感じでした。もっとも、多数を占める日本の添加物入りビールのようなものはヨーロッパではビールとしては認められないらしいので、どれも麦芽とホップだけのものなのでまずいと言ってもそこそこ美味しいと思います。
2016-10-04 Tue 21:46 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>他の言語は知りませんが、名詞の格は前置詞に支配される
 ロシア語で前置詞の数が少ないと思ったことがあります。ポーランド語は少なくないかもしれません。

>ポーランドビールでも今は美味しいものが出ているのですね。
 最近の傾向なのですね。中央ヨーロッパは地ビールがさかん(ビールと言えば地ビールが普通)ですね。昔から味は変わらないと思うので、流通範囲が広くなったのでしょう。
 Żywiecは、チェコとスロバキアに近いところにある地名でいまだに流通範囲は限られていると思います。

http://www.zywiec.com.pl/

このWebページは年齢制限があって、誕生日を申告して見るようになっています。輸入可能なら日本で買って飲みたいくらいです。
2016-10-07 Fri 23:33 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>Żywiecは、チェコとスロバキアに近いところ
 オシフェンチム(アウシュビッツ)の南方30kmの山間の盆地ですね。来週来る二人は先週は新婚パーティにBielsko-Białaへ行ってきたと書いてありましたが、Żywiecの北西すぐの街です。
2016-10-08 Sat 07:56 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>オシフェンチム
 私が出張で訪れたのが比較的近くのクラクフだったので、このビールに出会う機会が多かったのかもしれません。でも、ネットで見るとポーランドでいちばん有名という評もありました。日本のアサヒのスーパードライのように店でこればかりがずらっと並んでいるものでもありませんでした。

 以下、クラクフ周辺の余談です。
 出張は会議だったのですが、休みの日にエクスカーションと称して岩塩抗の見学がありました。また、オシフェンチムの収容所跡に行くことも可能だったと思います。でも、私はクラクフ市内のチャルトリスキ美術館のレオナルド・ダ・ヴィンチの絵がぜひ見たかったので、ツアーはパスして美術館へ行きました。すると美術館は改装中で閉まっていて何も見られませんでした。
 2年後にまた同じシリーズの会議でクラクフを訪れる機会がありました。こんどこそとチャルトリスキ美術館へ行きますと、今度は美術館は開いていましたが、ダ・ヴィンチの絵は市内の別の場所にあるヴァヴェル城に貸し出し中とのことでした。それで、ヴァヴェル城まで2kmほど歩いて行きますと、お城は開いていましたが絵の展示室は定休日でした。結局、目的の絵は見られず、その日は会議の最終日で翌日は飛行機に乗るのだったため結局見られていません。
2016-10-08 Sat 09:08 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>チャルトリスキ美術館のレオナルド・ダ・ヴィンチの絵
 踏んだり蹴ったり、とことん縁がないですね。

>岩塩抗の見学
 私の友人の住むイノブロツワフにも岩塩抗があって、従兄弟が鉱夫ということで見学をさせてもらいました。ロボトニクたちとエレベータで470m降りて、案内してもらいました。水を吹き付けて溶かし出して吸い上げるという方法で、坑道の壁はとても神秘的な美しさでした。先日友人たちに見てもらった『ポーランド基礎講座』の1ページをごらんください。
http://blog-imgs-94.fc2.com/k/a/s/kasuten/1610081.jpg

ついでにもう一枚の写真もごらんください。
http://blog-imgs-94.fc2.com/k/a/s/kasuten/1610082.jpg
 鉱夫たちの更衣室なのですが、どういうことだかわかりますか?当時の社会主義国時代のポーランドでは、何でもものが手に入る状態ではありませんでした、というのがヒントです。
2016-10-08 Sat 13:52 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>鉱夫たちの更衣室
 作業服か普段着かのどちらかが吊ってあるわけですね。
そのへんに置いておくと塩分だらけになるというのもあるのでしょうか。
 ハンガーポール(衣紋掛け)がないということですか。ああ、下駄箱がないのか。

 でも、冬は寒いそうですから、どこでも暖かい屋内に入るときには、コートやブーツを脱いでしまうところが伝統的にあるはずですよね。ハンガーコートや下駄箱がないというのは考えられないか。

 空調設備がないとか。

 クラクフに行った6月は、殊の外暑く外は35℃でしたが、ホテルの部屋には冷房がなく(壊れているのではなく有史以来冷房を取り付けようという発想がないらしい)扇風機しかありませんでした。
2016-10-08 Sat 16:09 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>ハンガーポール(衣紋掛け)がないということですか。
 鍵のかかるロッカーがないので、そこらへかけておくだけでは無くなってしまうのですね。そこで、各人が天井まで衣服や手荷物を釣り上げるロープと鍵を持っています。釣り上げているので、手が届きませんので、出来心も起こりにくいということのようです。ロープの下をベンチに結きつけて外されないように施錠しておきます。さすがにロープを切断してまでして盗む人はいないのでしょう。
2016-10-10 Mon 08:10 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>鍵のかかるロッカーがない
 ハンガーポールではなくロッカーでしたか。
 
 寒冷地の社会主義国のセンスでは(ロシア、中国を念頭においていますが)、見張り専門の人を立てて勤務時間中はずっと見張っていて、その人にもそれなりの賃金を支払うのだと思いますが、ポーランドは労働状況が捌けてきてそういう人が置けなくなったのかもしれません。

 今日のニュースによると、ポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督が亡くなったそうです。今日まで長生きされて良かったというべきでしょうが、過ぎ去る昔のことは忘れるばかりです。
2016-10-10 Mon 13:37 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>ポーランドは労働状況が捌けてきてそういう人が置けなくなったのかもしれません。
 自由の気質の強い国民性ですからソ連的管理は形骸化していたのでしょう。

>ポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督が亡くなったそうです。
 亡くなったのですね。90歳ですから仕方がない歳です。南部先生同様、長生きしてくれてよかったと思う人です。『灰とダイヤモンド』は何度見たことか。昔はカセット今はiTunesからipod touchに音声だけ入れて、今も時々聞きます。シナリオが明快で、会話もすっきりしていて、かっこいいポーランド語を聞けます。
2016-10-11 Tue 21:22 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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