土浦市沖宿町にある
茨城県霞ケ浦環境科学センターは近頃一般市民向けイベントを実に活発に行っていて感心している。どれも面白そうなテーマだが、ほとんど土曜日なので参加できないのが残念。

第4回霞ヶ浦自然観察会「ヨシ原の成り立ちと多様な湿生植物&妙岐ノ鼻の野鳥観察」も6月25日の土曜日だったが、ヨメさんが参加してきた。妙岐ノ鼻というのは現在の稲敷市浮島の東の突端、まさに鼻のように突き出た湿地帯(霞ヶ浦浮島湿原)のこと。
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霞ヶ浦自然観察会
野鳥と植物の観察会の話はともかく、ヨメさんが地元の年輩の参加者から聞いてきたすごい話をご紹介しよう。右写真は配布資料の一部だが、1948年(昭和23)の航空写真を見たヨメさんがここには何があったのかと聞いたところ答えはなんと「カモノハシをかってた」だったらしい。カモノハシとはずいぶん珍しい動物だけど養殖でもしていたのか聞いていくうちに話がだんだんおかしくなってきて、さらに聞いていくとどうやら「カモノハシ(という植物)を刈ってた」ということだったらしい。ヨシだけで屋根を葺いたときにできる隙間を埋めるのがカモノハシという植物だということだ。こういうことを知らずにカモノハシとだけ聞くと、あのカモノハシがまず思い浮かぶと思う。
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Wiki:カモノハシ(動物) →
Wiki:カモノハシ(植物)