33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
いよいよ火星の名所が見えてきた
2016-05-24 Tue 00:00
mars1605231.pngさらに1時間早く観望を開始。薄雲が掛かっているが、子午線の湾、サバ人の海が今季初めて65Pでも確認できた。

mars1605232.pngスケッチの調子も上がってきて、自分の見たイメージに近く表現できるようになってきた。最接近前後にシーイングの良い日が来ると良いのだが。
別窓 | 観測日記 | コメント:3
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この記事のコメント
かすてんさんのスケッチを拝見して、私も火星を見にゃならんと思うて昨夜(23日)20cm160倍で火星を見てみました。私のは単焦点ニュートンで、20cmといっても6cm屈折と大差ない見え方しかしません。
 それでも、わけのわからない3つの斑点が見えました。いちばん濃いのは、端っこのほうで消えかけている「大シルチス」でした。「サバ人の湾」の形はよくわかりませんでした。

 その後すぐに月が昇ってきたのですが、月の模様は肉眼でよく見え、ここで、鈴木壽壽子さんと同じ考えを抱きました。火星の視半径が10"だとすると、160倍で視ると月と同じくらいの大きさに見えるはずです。でも、火星の模様は月の模様ほどよく見えません。これについてちょっと「発見」をしました。

 ドーズの限界の計算で、Ro=116"・mmとして、望遠鏡の分解能は、Ro/D で表され、人の目の分解能は、Ro/dで表されます。ここで、D、dは、それぞれ、望遠鏡の対物レンズと人間の瞳の直径です。望遠鏡でギリギリ分解できる大きさは望遠鏡を覗くと倍率Mだけ拡大されて、Ro・M/Dの大きさに見えます。これが人の目の性能であるRo/dより大きいと「余裕」で楽勝で分離できそうなものですが、実は、有効な瞳径(望遠鏡から目に届く光束の直径)が d=D/Mになるので、人間の視力も低下し、このdの式を人の目の分解能に代入すると、結局、Ro・M/D となって、なんと望遠鏡の分解能と同じになり、人の目には何の「余裕」もなく、肉眼で月がよく見えるのは望遠鏡で火星がよく見えないのとは何の比較の根拠もない、望遠鏡の性能がすべてということになる、という計算になりました。
 はたして正しいでしょうか?
2016-05-24 Tue 08:47 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>その後すぐに月が昇ってきた
 ということから20:30ころと想定してシミュレータで見てみました。下の図のような面が見えていたと思われます。
http://blog-imgs-94.fc2.com/k/a/s/kasuten/1605231.png

>わけのわからない3つの斑点
 消えかけている大シルチス、現れてきたアキダリア、中央に点が見えたとしたら子午線の湾+サバ人の海だったのではないでしょうか。

>ちょっと「発見」〜肉眼で月がよく見えるのは望遠鏡で火星がよく見えないのとは何の比較の根拠もない、望遠鏡の性能がすべて
 こういうことはあはりあの方でしょう。中井さん、お願いします。
2016-05-24 Tue 09:44 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん、画像ありがとうございます。
そのように3つ見えたみたいです。
真ん中はほぼ何も無しでした。

 中井さんよろしくお願いします。
2016-05-24 Tue 17:47 | URL | S.U #ML8lFx22[ 内容変更]
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