33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
想定内だから止めない→想定外(破壊された)ならば止める?
2016-04-20 Wed 00:00
・原子力規制委が川内原発の稼働継続を決定!田中俊一委員長「国民や政治家に言われても止めるつもりはない」
 何を意気がっているの?いよいよ本性を露わにし始めた感じ。「既に今回より大きい地震を想定している」からこの程度の小さな地震では止める気ないよということらしいが、安全基準の想定と、安全を見込んでの停止とは別問題。安全基準以下の地震では止めないと言うのでは、止めるのは安全基準越え(すなわち耐えられない)地震が来たときと言っているようなものだ。でも、そのときはすでに耐えられずに事故が起こっていると思うので論理が破綻している。それでもセリフは今から用意されていて、「想定外だった」と言うのだろう。とにかく狂っている。

1604191.png・伊方3号機、許認可手続き完了 再稼働巡り規制委
 狂人の集まり。
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この記事のコメント
この人は、「科学的根拠がなければ、国民や政治家が止めてほしいと言ってもそうするつもりはない」と述べたそうですが、これは、科学者の発言ではありません。まともな科学者はこういう発言をしないものです。科学をわかっていない人の発言です。

 まず、「科学的根拠がなければ・・・」などという言葉自体がおかしいです。科学というのは未知の事柄を探索する方法ですので、根拠が揃っているのは教科書の上だけです。根拠がないのを前提に様々な可能性を考えるのが科学者ですね。この人はニセ者です。

 また、科学とは自然法則を指し、それを技術として運用するのは人間です。科学者はこのことを知っていますので、科学的根拠を技術の運用と並べてその上下関係を議論したりはしません。科学的根拠の有無と政策の決定とは別次元の問題です。科学的根拠のない政策も実施されますし、根拠のある政策も実施されないのは、普通のことです。

>安全基準以下の地震では止めない~「想定外だった」と言うのだろう
 かすてんさんのおっしゃる通りだと思います。「事故が起こっても責任を取りませんが、現政権のある限りは私らの好きにさせてもらいます。」という国民に向けてメッセージでしょう。
2016-04-20 Wed 12:59 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>科学的根拠の有無と政策の決定とは別次元の問題です。科学的根拠のない政策も実施されますし、根拠のある政策も実施されないのは、普通のことです。

STAP事件でもそうでしたが、科学がまだ正解を持っていない未知の新事象に直面したときにどういう態度をとるかで、人間二種類あるのかなぁ。

今回の田中俊一氏の発言は「危険を感じてもそれは科学ではないので想定した基準値以下であれば止めない」ということです。これは本当に想定を超えて持ちこたえられなくなるまでは止めないつもりですね。
2016-04-20 Wed 17:26 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
>危険を感じてもそれは科学ではない
 これは、科学的に見てもおかしな考え方だと思います。

 科学で危険かどうかが判断出来るのは、地震発生の確率、火山噴火の確率、それによって起こる原発への影響、原発が不具合を起こした場合の住民への影響・・・ がすべて科学によって解明されている場合に限ります。ところが、これまでにこれらが信頼出来るレベルで解明されたという発表は聞いていません。

 現状で言えるのは、科学的には危険かどうか判断できないということであり、危険を感じたことが科学的かどうかは一概には言えません。

 たとえば、通常の施設(ビルや橋など)は、専門家が査察にはいって危険を感じればそれは危険である可能性が高くなります。安全だと言えばたぶん安全です。いっぽう、原発では専門家が危険を感じなくても事故が起こる確率が無視できるわけではありません。それだけのことです。
 物事はどれだけ経験的に安全性の知識が蓄積されているかどうかという所にかかっているのだと思います。田中氏の議論はそこがまったくすっとんでいます。さも科学的なことを言っているように装って、実は科学に詳しくない人を騙そうとしているかのように見えます。
2016-04-20 Wed 18:06 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
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