例年はJA紀の里のはっさくを買うことが多いのだが、今年は走りに1回買っただけで、あとは貰い物で過ごした。自分のはっさく好きが知られてきて、箱で送ってくださる方が複数になり、それも数回。静岡と香川のある農園のものをかなりたくさん食べたことになる。残念ながら静岡のある農園のものは、酸味+甘み+苦味の三拍子揃ったものが少なかった上に、内袋が薄く、果汁が多すぎ手がベタベタになるという、およそはっさくらしからぬ性状のものがほとんどで、はっさくの名に値しないと感じた。今年の出来がたまたまと思いたいが、この農園のものは来季はとりあえず様子見にしたい。

香川のある農園のものは冬の中期と後期にいただいたが、中期のものは味と剥きやすさで大満足できたが後期のものはカスカスしたものが多く混じって味も単調になっていた。
さて、右写真が今季最後のはっさく。香川中期の1個だ。保管期間が長かったがカスカスにもならず、剥きやすく、味も三拍子揃った、はっさく納めに相応しい粒だった。これを最後に残した自分の見立ての正しかったことにこれまた大満足して、この冬のはっさく生活を締めくくることにする。