2015-06-14 Sun 00:00
土浦は痩せても枯れてもやはり街だなぁと感じるのはこういう体験ができるからだ。
![]() 2000年からつくばを中心に活動していた「百景社」が土浦真鍋にアトリエを作りここを本拠に活動を始めたのが2013年。2014年に『マクベス』公演をした頃から気になっていたのだが、ようやく見に行く機会がやってきた。それが『銀河鉄道の夜』とは、星好きにとってはまさにお誂え向きの舞台設定・演目ではないか! 開演30分ほど前に受付を済まして開場を待つが、集まって来た人たちを見ながら、普段土浦のどこにいるの?と思うくらい若い人が多いのに驚く(我々3人が最高齢みたい)。前売り2500円、当日2800円、2週間前上演の『シンデレラ』とのセット券4000円、18歳以下500円というのは気軽に演劇を楽しめるありがたい金額だが、この収入だけでは厳しいだろうなと想像してしまう。 ![]() 「みんながこうであると思い込んでいる世界の仕組みを見直して、新たな想像力で世界を作り直そう」とする宮沢賢治の想像力と演劇の想像力とが入り交じった不思議な旅という志賀さんの意図した創造空間が私たちの目の前に現れていたと思う。たった4日間、4回の公演だけでは勿体ないと感じる良い劇だった。いつかまたアンコール公演をしてもらいたい。 次回以降の公演もぜひ見に来たいと思うが、今後は土浦の街中に出て新しい接点を作りたいと別のところ(常陽新聞「ひと」欄)に書かれていたのに興味を惹かれる。百景社、しばらく目が離せない存在となる夜だった。 |
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