2015-05-17 Sun 00:00
この前、惑星の写真では北と南のどちらを上にするかについてコメント欄で話が出ていた。
ある人は分かりやすさが求められれば北を上に、またある人は倒立像しか認めんと。 ![]() →Jupiter, Ganymede, Great Red Spot ここでは方角を示すコンパス入りだが北が上になっている。この木星に違和感があるかないかは人それぞれなんだろう。 話は変わって、解説文中に「Captured on March 10 with a small telescope from our fair planet Earth,〜」とあるが、with a small telescopeってどんな小望遠鏡だろうか。口径50cmくらいあったりして?あと、「fair」はどんなニュアンスなのかな? |
この画像はC14+ASI174ですね。撮影者のDamian PeachさんはZWOのフェイスブックにも度々登場してますので知ってました。下記はご本人のサイトです。
http://www.damianpeach.com この方は南上の提示も頻繁にしていますが、必ずどっち向きかのアイコンがあるのでとても好感が持てます。SHELLさんもよく画像に方位とスケール入れますよね。 fairって…?「相対して向き合った」ようなニュアンス? 朝から英文翻訳のテストです?
(>_<) 辞書引いたですよ。 fair 「快晴 」ちゃいますか? 「美しい」とか「きれいな・魅力的な」がよさそうな気もしますけど、 Capturedで始まってますから??? star warsの時代になって人類が宇宙空間を自由に飛べるようになれば北を上にすると思いますから大丈夫! で、そんな時代が来る前に私もかすてんさんも死んでしまいますから、従来通りに南を上にしていただいて問題ないですよ *\(^o^)/*
2015-05-17 Sun 07:23 | URL | まひるね #-[ 内容変更]
>北が上
木星では、大赤斑が下にあっても特に違和感はありません。ガニメデの模様なぞ憶えてはいませんし。 これは、14インチ(36センチ)で撮ったものなのですか。驚きです。単なるコンポジットでこのようにできるのでしょうか。それとも何らかの補正処理が入っている? >fairって オジサンの世代には、いちはやくミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」が浮かんできて、そのもじりだろうとしか考えられません。オードリー・ヘプバーンを下町の下品な娘から立派な貴婦人に仕立てるストーリーでしたので、そこでは、表面的には「見た目が美しい」という意味だと思います。でも、この映画の題名のもとは、イギリスの童謡「ロンドン橋が落ちた」から来ていて、そこでは深い意味があるのかもしれませんので、おそらく、いろんな意味を感じてしまう(ついつい深読みをしてしまう)単語なのかもしれません。アメリカ政府はよく外交や貿易などが「フェアでない」といいますが、何がフェアでないのか、どちらがフェアでないのかわからないことが多いです。 みゃおさんのおっしゃるような「相対して向き合った」という意味もあるかもしれませんね。「宇宙に向かって正々堂々、公明正大な態度の」というニュアンスでしょうか。 [追加] まひるねさんのご投稿とほぼ同時になったので、追加のコメントです。 >star warsの時代に 私が学生の頃、「なぜ、『宇宙戦艦ヤマト』の戦闘シーンで、ヤマトと敵の艦隊の機体の上下方向が一致しているのか」という疑問を述べた人がいました。宇宙規模で統一航行ルールができるんですねー。
2015-05-17 Sun 07:37 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
あぁS.Uさん、マイフェアレディですかぁ。思い至らなかった…。まひるねさん、快晴の意もあるのですね。ぼくは最初farの打ち間違いかと思いましたが、スペルミスでない前提だったら、と深読みした次第です。
>宇宙規模で統一航行ルールができるんですねー。
いや、たまたまヤマト(地球人)とその敵の宇宙人の物の見え方が同じ正立視だっただけかと。 倒立像で見える(見てる)宇宙人がいたら同じにはならないと思います ;^_^A
2015-05-17 Sun 09:25 | URL | まひるね #-[ 内容変更]
ニュートン反射や直視で覗く屈折望遠鏡の像が正立像だったら北が上(今と逆さま)のスケッチや写真が当たり前だっただろう
というのと同じですよ〜 人類が宇宙空間を自由に飛び回るようになれば肉眼で見える向きに合わせるのが自然だろう、と。
2015-05-17 Sun 09:40 | URL | まひるね #-[ 内容変更]
あっ、S.Uさんの言いたいことが分かった。
宇宙空間上には上下左右(東西南北)がないってことか? まあ、それはそれですよ と逃げてみる(笑
2015-05-17 Sun 09:56 | URL | まひるね #-[ 内容変更]
みゃおさん:
>(1)〈空・天候が〉晴れた,好天の,荒れそうにない. ▼fairは主に天気予報の用語で,快晴に近い,fineはまずまずの天気で少し曇っていてもよい dictionary.goo.ne.jp と書いてあるので、シーイングがバツグンな良い日だったのかな、と。
2015-05-17 Sun 10:05 | URL | まひるね #-[ 内容変更]
まひるねさん、ありがとうございます。Damianさんの同じ日に撮った土星のコメントでは、次の表現がありました。
「Saturn under great conditions on March 10th. My best result of this apparition. …(以下略)」 ものすごくいい天気だったようです。別の日には「Fair to good seeing.」という表現もありました。お天気用語集を見ると、まひるねさんのおっしゃった「fair weather」という使われ方が確かにありますね。初めて知りました! S.Uさん、この画像はかすてんさんや私が撮ってるのと同じ手法のようです。つまり動画スタック(コンポジット)ですね。いかにC14でも自転の早い木星でこれだけの拡大率だから、大量スタックなどあり得ません。せいぜい数百枚程度です。よほど良い天気に恵まれ、その中でも気流が最高の瞬間をひたすら待ったんだと思います。 まひるねさん、
>倒立像で見える(見てる)宇宙人がいたら同じにはならない これは、子どもの時に本で読んだ話で信憑性は??ですが、面白い実験をした人がいて、すべてが倒立して見える特殊なメガネ(両眼に倒立プリズム?)をかけて、その状態で頑張って生活してみるのだそうです。すると、始めのうちは気持ち悪くて歩くのもままならないそうですが、数日で慣れてきて、なんと、脳で補正して正立像に見えてきて、支障がなくなるそうです。それで、実験を終えて、メガネをはずすと、今度は、また、世の中がひっくり返って見えるそうです。 私は自分でこの実験をやってみたいと一時はかなり真剣に考えましたが、これをやると、何週間かは、仕事も移動もできなくなるでしょうから、実際にはやることはできません。 なんかわけがわからなくなりましたが、倒立像を見る宇宙人も正立像として解釈しているかもしれないという話でした。 みゃおさん、 >動画スタック(コンポジット) シーイングが良ければ、それでこんなに写るのですね。私はHSTの写真か、特殊な数学原理を使った画像処理をしているのかと思いました。 fairは、良い天気の意味もかけてあるのでしょうね。
2015-05-17 Sun 11:45 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
>私はHSTの写真か
わざわざour planet Earthと書いてあるのはそれでなんでしょうね。 条件がよい時に地上から撮ったんやで。ドヤ!? って感じですか ;^_^
2015-05-17 Sun 11:59 | URL | まひるね #-[ 内容変更]
書き忘れました。
もともと網膜には倒立像で映ってるんでしたよね。 それを脳みそ様が反転させて感知していたはずでは。
2015-05-17 Sun 12:03 | URL | まひるね #-[ 内容変更]
朝、みゃおさんのコメントが入っているなと思って、今帰ってきたらおもしろい話でいっぱいになっていますね。
>C14+ASI174 口径36cmにみゃおさんと同じASI174ですか。モノクロカメラだからフィルター交換して数回写してカラー化しているわけですね。短時間で終えないとならないからたいへんだ。 >地上から撮ったんやで。ドヤ!? このfairからドヤ顔を思い浮かべられるかが英語力の大きな差だなぁ。 >「なぜ、『宇宙戦艦ヤマト』の戦闘シーンで、ヤマトと敵の艦隊の機体の上下方向が一致しているのか」という疑問 この着眼点、おもしろいですね。どっちがどっちに合わせたんでしょ。 >倒立プリズムの実験 逆さに見えているけど慣れてくるというのではなく、正立に見えるようになるってところがミソですね。 >もともと網膜には倒立像で映ってる NHKスペシャルで目の進化のことをやっていました。私たちのようなのをレンズ眼というそうです。進化の過程ではレンズの焦点距離も色々なバリエーションがあったかもしれませんね。網膜に正立像を結ぶ目であっても、脳みそ様が反転させてくれるのであれば大きな問題にはならなかったと言えそうですね。
2015-05-17 Sun 12:41 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
プラネ業界で先輩だった惑星撮像大家の某氏によれば、木星撮影は長くても1分以内だそうです。Damianさんがどういうフローで撮ってるかは分かりませんが、モノクロのASI174MMを使っていらっしゃるのは確かです。フィルター換えたりその振動が収まる時間を差し引くと、1シーンの純粋な撮影可能時間は30秒もないんじゃないかと思いますよ。そのへんはぼくらと同じ土俵です。機器や処理ソフトの差と言うより、空の差が大きいのでしょうねぇ。それが「ドヤ!? 」なんですよ(笑)
> 倒立して見える特殊なメガネ どこかの科学館展示で見たことがあります。外国だったかな?大きな鏡による「コーナーキューブリフレクター」みたいなのも、自分の手を写したりすると異様な感覚に陥りますね。分子の「鏡像異性体」のお話しみたいだ…。ちなみに関係ないけど音の立体感が倍になるヘッドフォン(フクロウの聴覚体験)なら作ったことあります。 > 網膜には倒立像 「実在の方向」と「感覚の方向」が一致すれば途中は光学像だろうが電気だろうがひっくりかえってようが何でも良いわけですよね。レンズ眼は複眼の延長ではなさそうですが、いずれにしても神経や細胞単位で考えれば、「生物には光や影の刺激を実在方向と一致させる(如何様にも並べ替えできる)先天的能力がある」わけですね。すごいなぁ。 > 網膜には倒立像
これまた子どもの頃ですが、本に、網膜像が上下逆になっていることを証明する実験が紹介されていました。とても簡単な実験で感心、納得しました。 片目の瞳の前方5cmくらいのところにピンホールをつくって瞳のほうに光を通します。人差し指を丸めた隙間のようないい加減なものでもOKです。別の片目は閉じます。そのピンホールと瞳の中間に下からペン先とか紙片とかを挿入して、ピンポールからの光が瞳に入るのを一部遮蔽します。すると、網膜上には正立像の影が生じるはずです。 ところが人間の感じる像は、ペン先や紙片は下から入ってきますが、影は逆に上から下りてくるように見えます。 誤って、目にペン先や紙片を入れないよう、人が大勢いないところで、静かに座って実験して下さい(←安全のための注意書)
2015-05-17 Sun 15:06 | URL | S.U #Qhk9TSW6[ 内容変更]
この木星、イギリスのダミアン・ピーチさんのですね。
詳細な惑星画像で有名な方です。 動画で撮影してレジスタックスというソフトでアライン、スタックしてウェーブレット変換したものです。 惑星の画像は以下のサイトで見れます。 http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/Latest/ このサイトでは南極を上にしてくださいと示してありますが、北を上にされる方が結構おられます。 それでも特に違和感がないです。模様の展開図を作成される方がおられますが、南を上にしてあります。 昔は北を下にという暗黙の了解があったのですが、今では両者が混合しています。 また fair は「正しい」「正確な」と言う意味が本来ですが、ダミアン・ピーチさんのピッカリングのスケールのサイト http://www.damianpeach.com/pickering.htm では「まあまあ」という意味で使われています。 また「恋愛」「親愛なる」「恋人」という意味もあります。 S.Uさん>
できたできた!影が逆さですね。望遠鏡のナイフエッジ式前ピン後ピンのチェックみたいだ(笑)これ、今度子どもたち相手にやってみようっと。コツが分かれば危ないペン先でなく自分の指だけでできますね。 中井さん> あ、ご本人サイトにスケール載ってたんですね。関東じゃスケール6(Fair to Good)あればもうExcellentな感じですよ(笑) 海外の方は気流が凄くいいので、撮影時にゲインを落としてシャッター速度を遅くして取りこみフレームも
遅くて数FPSで数分間、RGBフィルターを交換しながら撮影されています。そのために模様の位置がずれます。 これを、WinJUPOSというソフトがあります。本来は惑星の中央経度を計算するのが目的ですが、 機能の中にずれた模様を修正するのがあるそうです。Alpo-JapanのMLで随分前に知りました。 どうやって補正するのかは分かりません。 http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/Latest/ にて撮影された海外の多くの方は撮影時刻が分単位のはそのせいです。WinJUPOSは0.1分単位で 計算出来ます。 海外ではRGBで綺麗な画像が得られますが、日本のような劣悪な気流の下ではLRGBでないと太刀打ち 出来ません。そのため海外の方から日本の観測者にLRGBのL画像を具体的に書け、また撮影時刻は L画像での時刻かRGBの中央時刻かLRGBの中央時刻か 明記するように求める人もいます。 日本ではノーフィルターの高感度モノクロでシャッター速度を早く撮影して良好な画像を得て、RGBはカラーカメラで 撮影するのが一般的です。ワンタッチで切り替えできるようにみなさん工夫されておられます。 私のようなぐうたらな者はカラーカメラで撮影しています。 天文学者は南を上、惑星科学者というか宇宙探査関係者は北を上と聞いたことがある気がします。
まぁ、みなさんのコメントのように、宇宙には上も下もないのですがw CCDで変光星画像を撮った時は、わたしは、北を上にしています。
2015-05-18 Mon 11:48 | URL | meineko #iqRvHKyU[ 内容変更]
中井さん>
WinJUPOSというのがあるのですね。ネットで軽く調べたのですが、展開図を作れることから、CGで言うところのテクスチャマッピング機能があるようです。実際の撮像から経緯度マップデータを作り、再度位置合わせをしながら楕円体に貼り付け直すっていうフローなのかな。これならどんなに時間かけて撮ってずれたとしても、適切な位置にスタックできるはずです。惑星の縁のずれだけはカバーできないけど、木星の数分撮影くらいなら縁ずれなんて気にならないでしょうね。 実は似たことを前々からぼくも考えてて、自分で撮ったたくさんの月面画像から(写せた範囲の)月面3Dモデルをいつか作りたいと思ってます。ベースの考え方はこのWinJUPOSの機能と似てるわけですねぇ。 meinekoさん> 恒星を含む銀河や星雲などの観測写真なら、位置測定などの絡みもあるから北上ですよね。 宇宙戦艦ヤマトは銀緯+90度が上でしょう。
イスカンダル、ガミラスは不明ですが、銀河座標に合わせてくれると思います。
2015-05-18 Mon 17:46 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
みゃおさん。
http://alpo-j.asahikawa-med.ac.jp/Latest/ の海外の方のカラー画像を見ると片ボケしているのが多いです。モノクロでは片ボケしていないので RGB合成するのにWinJUPOSを使っているのだと思われます。 WinJUPOSの手法がお役に立てるといいですね。 S.Uさん、みゃおさん
>網膜像が上下逆になっていることを証明する実験 私もやってみました。指で簡単なピンホールを作って蛍光灯を見ながら手と目の間に紙を下から挿入すると、影は上から降りてくるのがよくわかります。そして、コツがわかればみゃおさんのように指でもできますね。 meinekoさん >CCDで変光星画像を撮った時は、わたしは、北を上 星野写真の場合は「指定がなければ北が上」という原則がほぼ浸透しているように感じます。 >天文学者は南を上 ここでいう天文学者の写真というのは例えばどのようなものでしょうか。 中井さん >海外ではRGBで綺麗な画像が得られますが、日本のような劣悪な気流の下ではLRGBでないと太刀打ち出来ません。 Lフィルター有り/無しの比較がわかりやすい画像がありますか?
2015-05-18 Mon 22:14 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
かすてんさん。
>Lフィルター有り/無しの比較がわかりやすい画像がありますか? モノクロで撮影されてカラー画像を得られている日本の観測者ではみなさん、Lフィルターなしでモノクロを撮影されてL画像として、カラーカメラでRGB画像を撮影されています。 またはLフィルターでモノクロ撮影されて、RGBフィルターでRGB画像を得られています。 なのでLフィルターあり、なしの比較は出来ませんが、カラーカメラで撮影された画像は気流がいい夜でないと眼視にはるかに劣ります。 カメラがモノクロかカラーか両方使っているかは画像に書かれているデータや添付してあるコメントを見られると分かります。中にはR画像やIR画像をL画像として処理されているのが過去にありました。木星や土星ではR画像やIR画像が明瞭に写るからですが、最近はないようです。 カラーカメラでは眼視で見えている模様やカシニの空隙が全周見えているのが表現できないのはもどかしいですよ。 天文とは別ですが英語に詳しい方に聞いてみたところ、S.Uさん同様My fair ladyを上げられ「fairは愛情、親しみを込めて使う言葉で、気品が伴うことも必要だと思う」と言われていました。そのような気持ちが込められた上で地球や大気の状態を表現しているということでしょう。
2015-05-19 Tue 09:29 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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